ログイン
Myページ
Myページ

愛媛新聞ONLINE

2019
1020日()

ログイン
Myページ
愛顔会員Myページ
MENU

愛媛大病院などが34施設調査

抗がん剤調製、安全対策課題 除染や器具にばらつき

2019年8月27日(火)(愛媛新聞)

内部の空気が漏れ出ない安全キャビネット。抗がん剤の増加に伴い対策の徹底が重要となっている=8月下旬、愛媛大医学部附属病院

内部の空気が漏れ出ない安全キャビネット。抗がん剤の増加に伴い対策の徹底が重要となっている=8月下旬、愛媛大医学部附属病院

 医療現場での抗がん剤の取り扱い増加を受け、愛媛大医学部附属病院(東温市志津川)と四国がんセンター(松山市南梅本町)はこのほど、県内外のがん診療連携拠点病院など34施設に抗がん剤調製時の除染方法に関するアンケートを初めて実施した。がん患者の増加に伴い、日常的に抗がん剤を扱う薬剤師らの健康リスクへの対策も重要となっており、県病院薬剤師会は会員病院へマニュアルの充実などを促す考え。

 厚生労働省によると、2016年にがんと診断された人は99万5千人で過去最多を更新。伴って、治療に用いる抗がん剤の種類や処方量は増加傾向にある。

 抗がん剤は患者に適切に投与すれば治療効果が期待できる一方、発がん性物質などを含む場合もあり、厚労省は14年、薬剤師や看護師が気化した抗がん剤の吸入や針刺し、接触などで健康障害を発症するおそれがあるとして、調製時の安全キャビネット設置のほか、抗がん剤を安全に取り扱うための閉鎖式接続器具の活用や、ガウンなど保護具の着用徹底などを通達した。

 愛媛大病院副薬剤部長で県病院薬剤師会の田中守会長は「日々多くの患者さんと接し、調製や投与をする医療従事者は、微量でも頻度が増すことによる影響を考える必要がある」と説明。海外の調査では、医療従事者のがん発病率の増加や生殖異常との関連を示唆する結果もあるが「国内は安全対策のスタートが遅く、取り組みが十分とはいえない現状」と指摘する。

 アンケートは松山大薬学部との連携事業の一環で、県内の拠点病院や中四国の国立病院機構を対象に実施。薬剤師の調製中に抗がん剤が飛び散った際の除染方法などを調べた結果、使用する薬剤や除染を行う範囲、タイミングなどには各病院でばらつきがみられた。閉鎖式接続器具の導入は進むものの、一部の抗がん剤のみでの使用や不使用の病院もあった。

    この記事は【E4(いーよん)】を購入、または読者会員に登録すると、続きをお読みいただけます。

    おすすめ記事

    <プレスリリース>一覧

    愛媛の主要ニュース

    トップ10ニュース

    愛媛の情報なら、愛媛新聞のアプリ。

    欲しい情報をいつでもあなたにお届け!プッシュ通知機能も充実。