世界選手権へ志高く
フィギュア・島田(松山出身)がシニアに転向 羽生との対戦を心待ちに
2019年8月27日(火)(愛媛新聞)

シニアデビューする今季への意気込みを語る島田高志郎=松山市内

シニアデビューする今季への意気込みを語る島田高志郎=松山市内
松山市出身のフィギュアスケーター島田高志郎(17)は今シーズンからシニアに転向する。昨季はジュニアグランプリ(GP)ファイナルで銅メダルを獲得するなど飛躍を遂げた。五輪2連覇中の羽生結弦ら世界のトップスケーターと同じ舞台で戦うシーズンを前に、島田は「高い志を持ってチャレンジしたい」と意気込んでいる。
島田は昨季、ジュニアGPファイナル銅メダルのほか、全日本ジュニア3位、全日本選手権5位、世界ジュニア選手権出場など、着実に結果を積み上げた。その前季はけがで思うようにいかないシーズンだっただけに「復活」を強く印象付けた。
島田自身はこう振り返る。「いろんな大会を経験でき、自分の納得のいく演技ができたり、できなかったりの繰り返し。つかめたものが多かった一方、自分に足りないものもたくさん見つかったという意味も含めて、いいシーズンだった」
シニアに舞台を移す今季の初戦はチャレンジャーシリーズのネーベルホルン杯(9月25~28日)。GPシリーズは第1戦のスケートアメリカ(10月18~20日・米国)と第6戦のNHK杯(11月22~24日・札幌市)への出場が決まっている。スケートアメリカには世界選手権2連覇中のネーサン・チェン(米国)、NHK杯には羽生が参戦する。
島田は「世界チャンピオン2人と戦えるいい舞台をもらった。まだまだ足元にも及ばないが、吸収できるところは吸収したい」と本番を心待ちにする。