児童へ
魅力たっぷり 未利用魚食べて 八幡浜高生が紹介ファイル製作
2019年7月25日(木)(愛媛新聞)

八幡浜高商業研究部の部員(後列)から未利用魚が紹介されたクリアファイルを受け取った江戸岡小学校の児童ら

八幡浜高商業研究部の部員(後列)から未利用魚が紹介されたクリアファイルを受け取った江戸岡小学校の児童ら
小学生に魚食の魅力を知ってもらおうと、八幡浜高校(八幡浜市松柏)商業研究部はこのほど、「未利用魚」の漁獲時期や調理例を紹介するクリアファイルを市内全12校の児童らに贈った。
未利用魚は漁獲の不安定さやサイズのふぞろいなどで流通しない魚。地元の新たな魅力の発見や掘り下げに取り組む同部は昨年から、八幡浜港で水揚げされる未利用魚に着目し、消費拡大に向け学校給食での提供や、販売を手掛けている。
ファイルは児童と教員用に1358枚製作。「八幡浜産未利用魚マップ」と題し、約30種類の魚を漁獲の多い季節で分類している。
部員らは江戸岡小学校(同市江戸岡1丁目)を訪問。児童に安くておいしい未利用魚の魅力を伝えファイルを手渡した。5年の女子児童(10)は「知らない魚が載っていて勉強になるし、たくさん食べてみたい」と話していた。