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愛媛新聞ONLINE

2019
923日()

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愛・スポーツ(インタビュー)⑬

愛媛車いすテニスクラブ 河野直史さん(29)

2019年7月24日(水)(愛媛新聞ONLINE)

 

 

 

 

 ボールが放たれた瞬間に、速さ、強さ、コースを見極め、動き始める判断力と俊敏性が求められる。インパクトの瞬間には、車いすの回転力をボールに伝え、いかに力強い球を打ち返せるかが勝負のカギを握る。「体の動きが制限されるだけに、効率よく体を動かし、回転のかかった強いボールをいかに打つかを考えながら練習しています」。愛媛車いすテニスクラブに所属し、日本車いすテニス協会(JWTA)国内ランキング5位(7月16日現在)の河野直史さん(29)=松山市=が汗をぬぐう。

 車いすテニスを始めたのは愛媛大2年の時。「骨形成不全で子どものころから年1、2回は骨折し、3歳ごろからは車いすを使っていた」という河野さんは、「大学時代は遊びの延長みたいな感じでした」と振り返る。転機は25歳。いったんは就職したが、車いすテニスに専念したいと一念発起した。退職して1年間はフリーで活動し、その後、東京の会社に「アスリート雇用」として採用された。練習に打ち込める環境が整った。

 同じテニスクラブに所属する練習パートナーの近藤慶二さん(54)は「テニス一本に絞ってから、練習への取り組み方が変わってきた。勝つためには何が必要かを考えながら、練習に打ち込み、メキメキと力を付けてきた」と評する。

 国内ランキングは2~3年で見る見る上昇。「結果が出るともっと頑張りたいと思える」と松山を拠点に週5日の練習をこなし、月1回ペースで大会に出場している。持ち味は、中・高校時代に取り組んだ車いすマラソンで鍛えた体力。「ハードコートよりも車いすを操作しにくい人工芝やオムニコートが得意」と笑顔を見せる。

 車いすテニスの国際大会は、グランドスラムを頂点にITFスーパーリーグ、Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ、フューチャーズに分かる。河野さんは3月のフューチャーズで優勝。世界のトップ選手が出場するジャパンオープンにも出場経験があり「世界6位の選手と対戦し、ボールの強さ、チェアワークのうまさを体感した。目指すところはここか、と実感した」とさらに上を目指す。

 今年の目標は、国内ランキング8位以内で出場権を得る年末の国内マスターズ出場。「今後もランキングを上げ、世界に挑戦していきたい」と意気込み、夢は「パラリンピック出場」と明確だ。

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