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えひめ参院選2019

与党支持票流れる 愛媛選挙区・出口調査分析

2019年7月23日(火)(愛媛新聞)

 

野田裕久教授

野田裕久教授

 

野田裕久教授

野田裕久教授

 21日投開票の参院選愛媛選挙区(改選数1)は、無所属新人の永江孝子氏(59)が、自民党新人のらくさぶろう氏(54)、政治団体・NHKから国民を守る党新人の椋本薫氏(45)を破り、初当選を果たした。共同通信社の出口調査では、58・24%が永江氏に投票し、38・71%のらくさぶろう氏、3・05%の椋本氏と大差がついた。(1面参照)

 愛媛選挙区の支持政党は、自民が41・3%で最多。立憲民主9・0%、公明6・4%、日本維新5・5%、国民民主3・5%、共産3・2%、社民1・8%などと続いた。支持政党なしは18・6%。

 永江氏に投票した人を支持政党別に見ると、国民96・1%、立民94・0%、社民92・3%、共産89・4%などで、野党の支持者を固めていた。無党派層も74・2%が投票したほか、自民33・3%、公明37・2%と与党支持層からも票が流れていた。

 らくさぶろう氏は自民支持の64・5%、公明の57・4%から票を得たが、維新からは12・3%にとどまり、無党派層も20・0%と広がりを欠いた。

 年代別では、永江氏が10代から70歳以上までの各層で50・4~64・7%と幅広い支持を得た。らくさぶろう氏は20代、30代、50代でいずれも40%以上と接近したが、高齢層では大きく水をあけられた。

 また、争点の一つとなった改憲については賛成40・8%、反対40・5%と拮抗(きっこう)。賛成と答えた年代は、多い順に20代54・5%、10代52・9%、30代49・6%と若年層が目立つ。一方、反対は60代45・3%、40代44・2%、50代41・9%が多かった。

 

▽調査の方法

 共同通信社が全国1876(県内36)の投票所で、投票を終えた有権者に、選挙区で投票した候補者、比例代表で投票した政党・政治団体、候補者などを答えてもらった。回答総数は男性3万7329人(741人)、女性3万7133人(734人)の計7万4462人(1475人)。

 

【実績で明暗 愛媛大・野田裕久教授】

 21日投開票の参院選愛媛選挙区では無所属新人永江孝子氏(59)が当選し、女性候補として初の議席を獲得した。識者は今回の戦いをどう見たのか。愛媛大法文学部の野田裕久教授(59)=政治学=に聞いた。

 全国的にみると、今回は政策ではなく政党を選ぶ選挙になった。どういう政策に落ち着くかは分からないが、どの政党が安心感があり、信頼できるかという視点で与党を選んだ人が多かったのではないか。大勝ではないが、改選過半数を獲得したことで野党に「勝った」とはいえるだろう。

 愛媛は「例外」の選挙区となった。永江氏が自民党新人のらくさぶろう氏(54)に勝利したのは実績などの差だろう。無所属で出馬したことで自分一人で一つの政党のような雰囲気を出し、3年かけたという選挙準備も周到だった。一方、らくさぶろう氏は知名度はあるものの政治家としての印象が弱く、準備期間も短かった。

 投票率(愛媛選挙区52・39%)はおおよその結果が分かるときは上がらない傾向にあり、今回は天候の悪さも足を引っ張った。ただ低投票率は現状に不満がなく、世の中が平穏という考え方もでき、一概に悪いとはいえない。本当に自分たちの安全や生活が懸かった選挙になればおのずと投票率は上がると思われるが、国民として意思表示はするべきだ。

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