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しまなみ20周年

鬼気迫る幽玄の舞 今治・伯方で薪能

2019年7月22日(月)(愛媛新聞)

しまなみ海道薪能のメインの能「安達原」=21日午後8時ごろ、今治市伯方町叶浦

しまなみ海道薪能のメインの能「安達原」=21日午後8時ごろ、今治市伯方町叶浦

 瀬戸内しまなみ海道開通20周年記念「2019 第21回しまなみ海道薪能」(愛媛新聞社主催、今治市共催)が21日夜、今治市伯方町叶浦の市伯方開発総合センターであり、人間国宝らが約500人の観衆を幽玄の世界へといざなった。

 同市大三島町宮浦の大山祇神社で開催してきたが雨天で屋内開催となり、観世流シテ方で人間国宝の大槻文蔵氏らの仕舞「松風」で幕開け。大蔵流狂言方の十四世茂山千五郎氏らの狂言「仏師」が続き、持仏堂に安置する仏像を求め都に上った男と、仏像と仏師の二役に大忙しの詐欺師の滑稽な掛け合いが笑いを誘った。

 メインは観世流二十六世宗家の観世清和氏らの能「安達原」白頭。奥州安達原に着いた熊野の山伏一行が庵(いおり)に泊めてもらい、主の老婦人が薪を取りに出かけた間に、見るなと言われた寝室をのぞく。中には人間の死体が山積みになっていたため逃げるが、鬼女の本性を現した老婦人に追いかけられる。

 クライマックスは鬼女と山伏一行の緊迫の攻防。シテが笛の音や謡とともに、鬼気迫る舞と物憂げなしぐさで鬼女の葛藤を見事に表現し、観客を魅了した。

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