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夫婦二人三脚で60年

松山「マリヤ製菓」7月末めどに閉店

2019年7月17日(水)(愛媛新聞)

7月末をめどに約60年の歴史に幕を下ろす「マリヤ製菓」=16日午後、松山市西一万町

7月末をめどに約60年の歴史に幕を下ろす「マリヤ製菓」=16日午後、松山市西一万町

閉店を惜しむ常連客と談笑するマリヤ製菓の白石明さん(左)と悦子さん(中央)=16日午後、松山市西一万町

閉店を惜しむ常連客と談笑するマリヤ製菓の白石明さん(左)と悦子さん(中央)=16日午後、松山市西一万町

7月末をめどに約60年の歴史に幕を下ろす「マリヤ製菓」=16日午後、松山市西一万町

7月末をめどに約60年の歴史に幕を下ろす「マリヤ製菓」=16日午後、松山市西一万町

閉店を惜しむ常連客と談笑するマリヤ製菓の白石明さん(左)と悦子さん(中央)=16日午後、松山市西一万町

閉店を惜しむ常連客と談笑するマリヤ製菓の白石明さん(左)と悦子さん(中央)=16日午後、松山市西一万町

 「亀の甲せんべい」などで知られる松山市西一万町の手焼きせんべい店「マリヤ製菓」が7月末をめどに閉店する。松山の手作りせんべいの代名詞として地域住民に親しまれた老舗。店主の白石明さん(83)、悦子さん(81)夫妻が切り盛りしてきたが、明さんの体調不良などのため約60年の歴史に終止符を打つ。

 創業は1961年。15歳から10年間、市内の菓子店で修業した明さんが結婚したばかりの悦子さんとともに現在の店舗で始めた。明さんが店内奥の作業場で鉄製の型に生地を流し込み、看板商品の「亀の甲」やピーナツ入りせんべいなど約10種類を日替わりで生産。朗らかな悦子さんが店頭に立ち、夫婦二人三脚で歩んできた。

 販売のピークは40年ほど前。卵と砂糖をたっぷりと使ったほのかに甘いせんべいが地元テレビ局で放送されたことをきっかけに人気に火が付いたという。悦子さんは「開店前にお客さんが列を作った。品切れするぐらい売れ、『おいしい』の言葉が励みになった」と振り返る。

 近年は5種類に減らしたが、生地のレシピは当初から変えず、手作りを貫いてきた。ただ菓子や消費者の嗜好(しこう)の多様化が進み、逆風は強かった。体調不良が続いていた明さんが今年入院し、後継者もいないことから閉店を決めた。

 店には消えゆく味を求め、常連客が訪れている。同市大街道3丁目の石丸潤子さん(66)は「素朴でおいしいマリヤさんのせんべいに小さい頃から慣れ親しんできた。閉店はとても残念」と惜しみながらも、「お疲れさまでした」と夫婦をねぎらった。

 明さんは「松山で一番おいしいせんべいを作るという信念を持って作り続けた。多くの人の支えでやってこられた」と感謝の言葉を口にした。

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