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愛媛新聞ONLINE

2019
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Discover Ehime~歩いて巡る故郷の絶景

第8回 源氏ヶ駄馬(げんじがだば、西予市)

2019年7月5日(金)(愛媛新聞ONLINE)

山頂付近からの眺め。とても標高1400mとは思えない穏やかな風景が広がる

山頂付近からの眺め。とても標高1400mとは思えない穏やかな風景が広がる

酪農の町らしいサイロ型公衆トイレが登山道の入口

酪農の町らしいサイロ型公衆トイレが登山道の入口

尾根が近づいてくるとカルストならではの石灰岩が点在する美しい草原の風景を楽しめる

尾根が近づいてくるとカルストならではの石灰岩が点在する美しい草原の風景を楽しめる

尾根に出てくるとほぼ平に。看板が現れたらあとわずかだ

尾根に出てくるとほぼ平に。看板が現れたらあとわずかだ

文・写真−忠政啓文

 

 山口県の秋吉台、福岡県の平尾台と並び、日本三大カルストのひとつに数えられる四国カルストと言えば、愛媛県民ならば誰でも知っている絶景スポットだ。愛媛・高知県境の標高約1400m、東西約25㎞にわたって広がるカルスト高原には、東から天狗高原、五段高原、姫鶴平などの見どころがたくさんあるが、今回ご紹介するスポットは四国カルストの西端、源氏ヶ駄馬。名前を聞いてピンとくる人は少ないだろうが、大野ヶ原の裏山と言えば何となく想像がつくのではないだろうか。

 源氏ヶ駄馬への登山道入口は、大野ヶ原小学校から東へ約700m、県道36号と小屋山ブナ保護林へ向かう道との分岐点脇の、公衆トイレ裏手の小さな森の先にある。雑木林の中の小路を抜けると、目の前にそびえる斜面を、空に向かって直上するように設けられた登山道が現れる。周囲には穏やかな草原の風景が広がるが、登山道が思いのほかハード。スタートからしばらくは景色を眺める余裕がない。しかし、尾根に近づくにつれ傾斜は徐々に緩やかになり、標高が高くなるにしたがい楽になるのでありがたい。登り始めからおよそ40分で尾根に出て、平坦な尾根道を西へ約10分歩けば、奥四国カルスト大師を祀る大空海山幸福寺の社が建つ山頂に到着だ。

 山頂は広く、なだらかな丘のような場所で、社の隣に立てられた標高1402・8mの三角点がなければ、ここが頂上だとは思えない。しかし、見晴らしは抜群。北を見下ろせば大野ヶ原の町並み、南に目を向ければ波打つように彼方まで連なる高知県の山々が見える。また遠く東方に目を向ければ久万高原町の名峰・大川嶺はもちろん、彼方には石鎚山。360度の大パノラマを存分に堪能できて気分爽快だ。

 源氏ヶ駄馬とは少々珍しい山の名前だが、その昔、この地に逃げ込んだ平家の残党が、点在する無数の白い石灰岩を見て、白馬に乗った多勢の源氏に取り囲まれたと勘違いして退散したことから命名されたと伝えられている。ちなみに「駄馬」とは、山腹や山頂にある傾斜の緩やかな平地を表す言葉。つまり、源氏ヶ駄馬とは山名ではなく、山頂周辺に広がる平坦地のことを指し、正式な山名を「薊野峰」という。

 一帯は、その山名の通り、春になると薊(アザミ)を始めとした数々の野花が風に揺れ、点在する白い石灰岩の合間で草を食む牛たちの姿と相まって、牧歌的で美しい風景が楽しめる。四国カルストといえば夏場の避暑地として有名だが、源氏ヶ駄馬の穏やかな風景は、新年度の慌ただしさで溜まったストレスを解消するのにも最適な、春にお勧めの絶景癒しスポットだ。

 

【 源氏ヶ駄馬(西予市)】

 

 

 

 住所:西予市野村町大野ヶ原

 電話:0894(72)1111(西予市役所野村支所)

 距離:約1㎞

 所要時間:約50分

 注意事項: 標高が高いため、気温差や気象の変化に注意。防寒、雨天対策をお忘れなく。

 

【ワンポイントアドバイス】

“ドローイン”で体幹を鍛える

 

腕を下げないように意識しながら、ゆっくり肘を後ろに引いて胸を開く。

腕を下げないように意識しながら、ゆっくり肘を後ろに引いて胸を開く。

腕を下げないように意識しながら、ゆっくり肘を後ろに引いて胸を開く。

腕を下げないように意識しながら、ゆっくり肘を後ろに引いて胸を開く。

 

耳からくるぶしまでのラインが一直線にそろった正しい姿勢。バランスよく立てるので、身体への負担も少ない

耳からくるぶしまでのラインが一直線にそろった正しい姿勢。バランスよく立てるので、身体への負担も少ない

耳からくるぶしまでのラインが一直線にそろった正しい姿勢。バランスよく立てるので、身体への負担も少ない

耳からくるぶしまでのラインが一直線にそろった正しい姿勢。バランスよく立てるので、身体への負担も少ない

 

椅子に座った状態でのドローインのトレーニング。これなら仕事の合間などにも気軽に行える

椅子に座った状態でのドローインのトレーニング。これなら仕事の合間などにも気軽に行える

椅子に座った状態でのドローインのトレーニング。これなら仕事の合間などにも気軽に行える

椅子に座った状態でのドローインのトレーニング。これなら仕事の合間などにも気軽に行える

 

 健康的な生活を送る上でも、各種スポーツを楽しむ上でも、正しい姿勢を保つことが大切だということは周知の事実。しかし、「正しい姿勢」とはどのような状態を言うのか、理解できている人は少ない。

 正しい姿勢とは体を真横から見た時に、耳・肩・骨盤・膝・くるぶしが一直線にそろっている状態をいう。何気ないことだが、この状態を保つのは難しい。特に筋力が低下すると姿勢の維持が難しくなるので、何歳になっても良い姿勢でいられるようにするためには、それなりのトレーニングが必要となる。

 正しい姿勢を身に着けるために鍛えなければならない一番のポイントはお腹周り、いわゆる「体幹」。そして体幹を鍛えるお勧めの方法が「ドローイン」だ。ドローインとは、おなかと背中をくっつけるように凹ませる動作のことで、背筋を伸ばした状態でドローインを続けるだけで、姿勢維持に重要な、腹筋を中心とした体幹部の筋肉を鍛えることができる。そして、ドローインしながら3秒で鼻から息を吸い、5秒かけて口から細く息を吐き出すという呼吸法をプラスすれば、さらに効果アップ。一見地味なトレーニングだが、意外にきつく、十分効果がある。人目を気にせず行えるので、仕事中などに毎日こっそり実践していただきたい。

 

 

 

この記事は、スポーツマガジンE-dge2019年5・6月号に掲載しています。

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