J2リーグ・第20節
愛媛FC、土壇場逆転 降格ライン攻防 栃木に2―1
2019年6月30日(日)(愛媛新聞)
明治安田J2リーグは29日、第20節の9試合を行った。愛媛FCは栃木県グリーンスタジアムで栃木と対戦し、2―1で逆転勝ちした。通算成績は6勝4分け10敗(勝ち点22)で、順位は16位に上がった。
愛媛FCは前半終了直前にPKから先制を許したが、後半に藤本と吉田のゴールで逆転した。
愛媛FCは次節、7月7日午後7時から、県総合運動公園ニンジニアスタジアムで山形と対戦する。
【評】愛媛FCは攻撃的な選手を増やした終盤に連続で得点し、逆転勝ちを収めた。
前半は押し込みながらも膠着(こうちゃく)した状態が続き、終了間際に前野のファウルでPKを与えて先制を許した。後半に山瀬、藤本、有田を投入して攻撃の圧力を強め、40分に藤本、終了間際に吉田が得点し、競り勝った。
◆布陣変え奏功◆
【愛媛FC・川井監督の話】ジェットコースターのような後半に勝ち切れたのは評価したい。2本目のPKを与えた時点で、こちらの布陣を大きく変えることを決断していた。実行してくれた選手が素晴らしかった。
◆痛く苦い敗戦◆
【栃木・田坂監督の話】最後を守り切るところで選手に温度差がある。全員の意識を改革し、団結しないと結果は出ない。メンタルコントロールができていない。非常に痛く、苦しい敗戦だが、いいきっかけにしたい。
◆連勝に向けスタート◆
【愛媛FC・神谷】(後半途中からボランチに移り攻守に貢献)「ゲームを動かさないといけないと思い、前線にボールを出したり、揺さぶったりするところは改善できた。連勝が必要。そのためのいいスタートが切れた」
◆2失点止めたかった◆
【愛媛FC・岡本】(後半にこの日2本目のPKをセーブ)「止められたのはたまたま。失点が1と2では全然違うと思っていたので、何とか2本目は止めたかった。その後も体を張って守ってくれたチームに感謝したい」