四国高校選手権 陸上
女子1600リレー 済美連覇
2019年6月18日(火)(愛媛新聞)
17日に行われた四国高校選手権大会陸上。女子は100メートル障害の藤岡凜来(済美)が頂点に立ち、1600メートルリレーで栄冠を手にした済美が総合2位に入った。

【女子1600メートルリレー決勝】済美の2走・藤岡(右)からバトンを受け取り走りだす3走・清水=徳島県ポカリスエットスタジアム

【女子1600メートルリレー決勝】済美の2走・藤岡(右)からバトンを受け取り走りだす3走・清水=徳島県ポカリスエットスタジアム
女子1600メートルリレーでは、済美が3分50秒39で四国選手権2連覇を達成。エースを欠きながらも、2週間前の県総体のタイムをさらに縮めるなど、選手層の厚さを見せつけた。
県総体でアンカーを務めた本岡が、体調不良のため欠場を余儀なくされた。それでも「これまでアクシデントがあっても勝ってきたので自信しかなかった」と竹内。ピンチさえも、4人にとっては「本岡とチームのために優勝する」という発奮材料だった。
レースで力を発揮したのが、同日に行われた100メートル障害で優勝した2走・藤岡。先頭集団の最後尾につけて「4人で固まっていたので、抜けるか不安もあった」というが、ホームストレートで一気に首位に立って清水にバトンをつないだ。終わってみれば、2位に3秒以上の差をつけての完勝。2年の秋山は「初めてのアンカーだったが、先輩たちがリードをつくってくれたおかげ」と感謝した。
3分48秒27の県記録・県高校記録の更新はインターハイの宿題となったが、実現に近づきつつある。清水は「全国では入賞が目標。全員が走力を上げて、さらに1秒ずつ縮めていきたい」と決意を新たにしていた。
◆スピード生かした◆

羽藤隆成

羽藤隆成
【今治北・羽藤選手】(男子5000メートルで頂点)「レースがスローペースで進んでいたので、最後に自信のあるスピードを生かして突き放そうと思っていた。この優勝をインターハイと冬の駅伝につなげたい」