重信川減災対策協議会
洪水時の放送内容見直しを報告
2019年6月7日(金)(愛媛新聞)

重信川の減災に関する減災対策について意見交換した協議会=6日午前、松山市土居田町

重信川の減災に関する減災対策について意見交換した協議会=6日午前、松山市土居田町
重信川の流域5市町や国土交通省、愛媛県などでつくる大規模氾濫に関する減災対策協議会が6日、松山市土居田町の国交省松山河川国道事務所であった。石手川ダムで異常洪水時防災操作を行う際の放送を、より切迫感のある内容に見直したと事務所が報告した。
事務所の説明では近年、豪雨災害で洪水の危険性が十分伝わらずに的確な減災行動につながっていないことが課題となっているため、対応策として国と県が簡易型河川監視カメラを重信川と小野川に計5カ所設置する。静止画をインターネット上で公開する予定。
石手川ダムが異常洪水時防災操作に移行する際の放送内容は「これまでに経験のないような洪水です。ただちに命を守る行動を取ってください」に変更し、スピーカーを追加設置する。
異常洪水時防災操作などダム情報に関する危険度レベルを設定し、川沿いの警報局に設置している回転灯でレベルに応じた色分け表示を行うことも検討している。