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摂食障害 理解より広く

松山の支援団体 「リボン」で啓発1年

2019年6月2日(日)(愛媛新聞)

リボンで摂食障害の啓発運動を進める鈴木こころさん。「当事者の心に寄り添う支援をしてほしい」=5月中旬、伊予市米湊

リボンで摂食障害の啓発運動を進める鈴木こころさん。「当事者の心に寄り添う支援をしてほしい」=5月中旬、伊予市米湊

ブローチだけでなく、シールやストラップなど多様な形が生まれている摂食障害のシンボルのマゼンタ色のリボン=5月中旬、松山市湊町7丁目

ブローチだけでなく、シールやストラップなど多様な形が生まれている摂食障害のシンボルのマゼンタ色のリボン=5月中旬、松山市湊町7丁目

リボンで摂食障害の啓発運動を進める鈴木こころさん。「当事者の心に寄り添う支援をしてほしい」=5月中旬、伊予市米湊

リボンで摂食障害の啓発運動を進める鈴木こころさん。「当事者の心に寄り添う支援をしてほしい」=5月中旬、伊予市米湊

ブローチだけでなく、シールやストラップなど多様な形が生まれている摂食障害のシンボルのマゼンタ色のリボン=5月中旬、松山市湊町7丁目

ブローチだけでなく、シールやストラップなど多様な形が生まれている摂食障害のシンボルのマゼンタ色のリボン=5月中旬、松山市湊町7丁目

【「孤独にさせない」 手作りブローチ全国へ】

 

 松山市の支援団体が拒食や過食など摂食障害への理解を広めようとシンボルマークの「リボン」を考案して約1年。障害の本質には当事者が抱える「生きづらさ」があると知ってほしい―。団体代表を務める女性らはリボンをモチーフにブローチを手作りし、地道な啓発運動を続ける。運動への賛同者は徐々に増え、これまでに3千個以上のブローチが全国へ届けられた。

 

 リボンは2018年5月、同市の一般社団法人「県摂食障害支援機構」が発案した。日本摂食障害協会(東京)のカラーであるマゼンタ(赤紫)色で、協会も啓発運動を支援する。

 

 運動の背景には、摂食障害の症状が理解されにくく、当事者が孤独を感じがちなことがある。同機構の代表理事鈴木こころさん(41)もかつて摂食障害に苦しんだ経験を持つ。

 

 摂食障害の国内推定患者数は約3万人(厚生労働省14年調査)。鈴木さんによると、体重へのこだわりや自己評価など心理的要因で極端に食べる量を制限したり、食べ過ぎたりしてしまう症状は「ぜいたく病」と誤認されることがある。

 

 食べない時に周囲が無理に食事させようとすると信頼関係が崩れ、当事者を孤独へ追い込む。著しい低体重は死に至る危険があり、鈴木さんは「啓発すれば、しんどさを理解してくれる人が現れる。生き延びてほしい」と願う。

 

 

 

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