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スポーツ専門員

フェンシング 新田涼平選手インタビュー

2019年5月23日(木)(愛媛新聞)

スポーツ専門員(フェンシング)

新田 涼平さん(28)

 

 

 本年度から新設された、愛媛に定住しながら活動する「県内定着枠」で採用された新田さん。現役選手として国体や日本選手権の上位を目指す一方、四国中央市や松山市で小中高生らにフェンシングを指導している。

 和歌山県出身の新田さんは中学まで野球をやっていたが、全国大会に出場できるスポーツをやりたいとの思いからフェンシング強豪校で知られる和歌山北高校を選んだ。当時は高校から競技を始める選手が大半で指導者にも恵まれた環境もあり、インターハイベスト4に進出することができた。中京大に進学後、競技者強化プログラムの海外キャンプでパリに派遣された経験もある。愛媛で高校の体育教員になるという目標を持ってIターンした。

 新田さんが高校生だった2008年、北京五輪男子フルーレ個人に出場した太田雄貴選手(現・公益社団法人日本フェンシング協会会長)が日本人初の銀メダルを獲得し一躍フェンシングに注目が集まった。しかし、まだまだ国内で競技人口は少なく、愛媛県内でも2017年えひめ国体を前にフェンシング競技者の育成・強化が始まった。

 5月中旬、松山市市坪西町の坊ちゃんスタジアム内のスポーツフロア。えひめ愛顔のジュニアアスリート発掘事業で見出された小学6年~高校1年までの男女5人が練習に汗を流していた。指導には新田さんと、同じくスポーツ専門員の佐々木聖さんが当たった。

 

 

 ストレッチからランニング、ダッシュを繰り返した後、テニスボールに左右の足の裏を交互に10回タッチする速さを競った。急ぐあまりボールを蹴飛ばす子もおり、苦笑いや歓声が上がる。「ゲーム感覚を取り入れ、ジュニア世代に楽しんで練習してもらうメニューのひとつ。脳から一番離れた足の裏の感覚を磨くことで、試合の大事な局面で一歩踏み出すか、引くのか瞬時に判断する訓練につながるんです」と新田さん。トレーニングメニューには、トレンドがあり、海外の練習方法などを積極的に取り入れている。フェンシングは瞬発力や跳躍力が必要な競技だが、運動能力以上に頭を使うスポーツ。相手選手との距離感と駆け引きが重要になるとも。

 近隣のフェンシング強豪県として名前が挙がる大分や山口、福岡などは、国体を機に競技が本格化した。国体から10年経っても指導者や県などのバックアップ体制が整い、競技が定着した成功県といえる。新田さんは「愛媛でフェンシングが根付く力になりたい。国内外へ羽ばたく選手を育てる指導者になるのが目標」と言葉に力をこめた。

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