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水彩画・木工など80点

作品が語る親子の絆 伊予市・福井さん家族展

2019年5月24日(金)(愛媛新聞)

寄り添いながら絵画とパッチワークキルトを制作している福井さん(手前)と母弘美さん

寄り添いながら絵画とパッチワークキルトを制作している福井さん(手前)と母弘美さん

 幼少期の病気で寝たきり生活を送る中、水彩画を描き続ける福井初美さん(35)=伊予市大平=の作品展が同市米湊の市役所で開かれている。両親のパッチワークキルトや木工作品も紹介し、計約80点が家族の絆を伝える。29日まで(土日は閉庁)。

 福井さんは4歳で脳腫瘍と診断され、一命を取り留めたが寝たきりの状態となった。水彩画は中学生のころに訪問教育で始め、生き物や花などを題材に優しいタッチの作品に仕上げている。

 会場には十二支や水辺のホタル、ツクシなどの絵が並び、福井さんの成長の軌跡を伝える。元気よく駆ける約60頭もの親子のイノシシを描いた最新作は表情や動き、毛並みなどを細かく描写。童謡「シャボン玉」が題材の作品は「もっと高く飛ばしてあげたい」と屋根の上にたくさんのシャボン玉を描いた。

 もともと描くのは苦手で今も好きではないというが、きちょうめんな性格で一枚一枚に思いを込める。作品を見て応援してくれる人との出会いやつながりが支えで、「もっと上手に描きたい」と精いっぱい励んでいる。

 福井さんの作品を母弘美さん(58)はパッチワークキルト、父忠弘さん(63)は木工で表現。福井さんに寄り添いながら一緒に制作してきた弘美さんは「最初は投げやりな感じだったが、一生懸命な気持ちに変わり表現も緻密になった。作品の変化を感じ取ってほしい」と話す。

 点字を勉強し、インターネットも使いこなすなど日々やりたいことを探して挑戦を続けている福井さん。「たくさんの人に見てもらえたらもっと頑張ろうという気持ちになる。ユーモアのある絵や題名を楽しんでもらいたい」と呼び掛けている。

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