自慢の魚召し上がれ
養殖「サーモン」反応上々 宇和島水産高 初めて販売
2019年5月9日(木)(愛媛新聞)
オリジナルの養殖魚を広く知ってもらおうと宇和島水産高校(宇和島市明倫町1丁目)はこのほど、宇和島市弁天町1丁目の道の駅「きさいや広場」で、海水養殖したアルビノ形質の大型アマゴ「プラチナサーモン」を初めて販売した。
同校専攻科水産増殖科は、サケ科のアマゴを教材に実験や養殖実習に取り組み、新たな養殖品種確立に向け取り組んでいる。
プラチナサーモンは遺伝子の突然変異でメラニン色素が形成できず、体色が白くなったアマゴ。「ご当地サーモン」としての売り込みを目指して2016年に命名した。同科によると、脂の乗りがよく臭みも少ないほか、塩分濃度を調整した海水で育てるため通常より成長が速いという。
道の駅のテナント店頭で、生徒5人が17年10月ごろから育てた約800グラムのプラチナサーモン9匹を販売。買い物客らに「刺し身やカルパッチョで食べるのがおすすめ」「普通のサーモンよりきれいです」などと商品の魅力をPRした。