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県内相次ぐ酒気帯び運転

飲酒翌日 午前は回避を 肝臓専門 愛媛大准教授指摘

2019年5月6日(月)(愛媛新聞)

飲酒翌日の運転の危険性を指摘する愛媛大大学院の阿部雅則准教授=4月25日午後、東温市志津川

飲酒翌日の運転の危険性を指摘する愛媛大大学院の阿部雅則准教授=4月25日午後、東温市志津川

 飲酒後、どのくらいでアルコールは抜けるのか―。いわゆる二日酔いでの酒気帯び運転容疑の摘発が県内で相次いでいる。松前町の小学校教諭が摘発されたケースでは、町教育委員会の発表によれば、飲酒を終えてから9時間以上がたっていたが、基準値以上のアルコールが検出されたとされる。識者は体質などでアルコールの分解時間には個人差があるとし「夜に深酒をした翌日の午前中は運転するべきではない」と指摘する。

 同教委の発表では、教諭は夕食などと一緒に午後8時半ごろまでに自宅でいずれも350ミリリットルの缶ビールとチューハイを各1本、コップ1杯の焼酎を飲み、10時半ごろ就寝。翌午前5時50分ごろ、出勤中の自損事故の処理中、基準値以上のアルコールが検出された。

 肝臓が専門の愛媛大大学院医学系研究科の阿部雅則准教授(49)は、飲酒で体内に入ったアルコールは胃で20%、小腸で80%を吸収し、肝臓の酵素で9割以上を分解すると解説。残りは汗や尿で排出されるが、入浴や大量の水分を取ってもその割合は変わらず、代謝を待つしかないとする。

 阿部准教授はあくまで一般的な目安とした上で、ビール中瓶1本(500ミリリットル)か日本酒1合(180ミリリットル)を飲んだ場合、酒気帯び運転の基準値以下にアルコール濃度が下がるのに3~4時間を要すると説明。

 ビール中瓶3本なら9~12時間かかる計算で、肝臓が大きい方が分解速度は速く、体格のいい人や、男性の方が分解されやすい傾向がある。睡眠の有無では、起きていた方がアルコール濃度の検出値は低いデータもあり「寝たら大丈夫」との思い込みは禁物という。

 県警によると、2013~17年の飲酒運転容疑での摘発は年間400件前後で推移して後を絶たず、取り締まり強化と啓発の両輪で取り組んでいく姿勢だ。

 県警は、アルコールチェッカーの活用のほか、「おかしいと思えば運転を控えるなど各人が強い意志で飲酒運転防止に努めてほしい」と呼び掛けている。

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