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確かな復興へ1996人快走

豪雨被害の西予・野村 朝霧湖マラソン盛況

2019年5月4日(土)(愛媛新聞)

沿道の住民から声援を受けて走るランナー=3日午前、西予市野村町野村の三島橋周辺

沿道の住民から声援を受けて走るランナー=3日午前、西予市野村町野村の三島橋周辺

 第28回「四国せいよ朝霧湖マラソン」(実行委員会主催)が3日、西予市野村地域であり、東北から九州まで県内外のランナー1996人が、快晴に映える新緑の中を走った。

 大会は市民ランナー情報サイト「ランネット」の全国ランニング大会百選に入っており、同市野村町野村の乙亥会館を発着点とするハーフマラソンと10キロの2コース。野村地域中心部や肱川(宇和川)周辺は2018年7月の西日本豪雨で浸水し、沿道には災害の爪痕や修理・解体を待つ住宅も多く残る。乙亥会館や宿泊施設も被災し、実行委は受け入れ態勢を考慮して応募人数を昨年の3千人から2千人に縮小した。

 実行委によると民泊などもてなしも好評で、被災後はボランティアとして駆けつけた選手も多かった。開会式では岡沢寿実行委員長が「多くのお見舞いや激励をいただき勇気づけられた」と感謝し「復興マラソンとして、私たちも一生懸命応援するので、皆さまも野村に元気とパワーを送ってほしい」と呼び掛けた。

 三島集落の自宅が全壊した入江須美さん(51)と兵頭竜県議が選手宣誓。入江さんは大会スタッフだった夫の善彦さん=当時(59)=を肱川氾濫で亡くし「時間を巻き戻すことはできないが、大会が今年も開催されたことに感謝し、犠牲になった方々の姿を感じこの場にいる。穏やかな野村町に戻れるよう私たちは一歩ずつ確かな道を歩み、古里の明日の笑顔に向け走り続ける」と決意を述べた。

 三島集落では水没した三島橋近くに「災害ボランティアありがとう!私たちもがんばる!ゴール目指してがんばれ!」と大書された横断幕も登場。住民や子どもがランナーを声援やハイタッチで出迎えた。

 乙亥会館では豪雨や復旧作業の写真パネル展も開催されており、選手や家族が真剣な表情で見入っていた。ランナーが利用していた会館の「カロト温泉」閉鎖に伴い、商店街では大分県日田市の天ケ瀬温泉旅館組合が移動式足湯を提供。カロト温泉の源泉も用意され、参加者は疲れを癒やしていた。

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