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情報の共有と見直し確認 西予・大洲

肱川2ダムで洪水対応演習

2019年4月23日(火)(愛媛新聞)

野村ダムの異常洪水時防災操作の見通しについて、タブレット端末で西予市の土居真二野村支所長に説明する川西浩二所長(右)=22日午後、西予市野村町野村

野村ダムの異常洪水時防災操作の見通しについて、タブレット端末で西予市の土居真二野村支所長に説明する川西浩二所長(右)=22日午後、西予市野村町野村

 肱川水系氾濫時に迅速に住民の安全を確保しようと野村ダム(西予市)と鹿野川ダム(大洲市)などで22日、洪水対応演習が始まった。23日まで2日間の予定でダムを管理する国土交通省四国地方整備局と西予、大洲両市など関係機関が、西日本豪雨後に見直したホットラインでの情報共有や下流への周知、安全確認などの手順を確認する。

 

 毎年、出水期を前に県や警察、消防などと実施。今回は、四国の一部地域で雨量500ミリ、野村ダム上流で西日本豪雨並みの時間雨量最大55ミリとなり、放流量が急増する異常洪水時防災操作が避けられない想定とした。操作までに関係機関に、ファクスや電話で今後の操作や流入量、放流量の上昇見通し、貯水率などを伝達。豪雨後の検証を基に危険性が分かりやすいよう見直した周知文を使用し、防災操作約3時間前に両市の市長らにホットラインで住民の避難検討を促した。

 豪雨時には電話のホットラインで国と自治体の認識にずれが生じるなどし、新たにタブレット端末のテレビ電話を導入した。野村ダム管理所操作室では職員ら10人が演習に参加し、防災操作実施の見込みとなると川西浩二所長が、西予市の管家一夫市長と市野村支所の土居真二支所長に伝えた。

 豪雨時に雨量が予測を上回り操作前倒しや大幅な放流量上方修正につながったことを踏まえ、管理所は予測から降雨量が増えたケースも試算。川西所長は「予想最大流下量は毎秒600トンだが、雨量が1・5倍になると1300トンとなり氾濫の恐れがある。操作開始も1時間程度早まる」と警戒を促した。管理所スタッフは下流の河道周辺や警報所を車でパトロールし、防災操作に移行すると市街地に近い河道の映像を確認した。

 整備局は両ダムの操作規則を変更する方針。川西所長は決定後に訓練や関係機関への周知会などを行うとし「住民への情報伝達や日ごろの説明などのソフト改善と操作などハードの両輪で生命財産を守ることに貢献したい」と話した。

 鹿野川ダムを管理する山鳥坂ダム工事事務所でも麓博史所長がタブレット端末で大洲市の二宮隆久市長に「3時間後に防災操作を実施する予測となっている」と早めの対応を要望。二宮市長は避難指示、勧告の判断材料として放流量や東大洲地区の暫定堤防を越えるかなど見通しを確認した。同事務所では23日に防災操作などの演習を続行するほか、大洲河川国道事務所は肱川の水位情報を大洲市に伝える手順を確認する。

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