ログイン
Myページ
Myページ

愛媛新聞ONLINE

2019
1018日()

ログイン
Myページ
愛顔会員Myページ
MENU

研究者ら招き学習会

豪雨時のダム操作 課題は 西予・野村住民

2019年4月21日(日)(愛媛新聞)

西日本豪雨時の野村、鹿野川両ダムをテーマにした学習会で解説する上野鉄男理事長(右)=20日午後、西予市野村町野村

西日本豪雨時の野村、鹿野川両ダムをテーマにした学習会で解説する上野鉄男理事長(右)=20日午後、西予市野村町野村

 西日本豪雨で氾濫した肱川の野村、鹿野川両ダムをテーマにした住民グループ主催の学習会が20日、西予市野村地域であり、研究者や技術者でつくる「国土問題研究会」(京都市)のメンバーが、豪雨時の両ダムの操作や今後の治水の在り方について見解を説明した。21日午後2時から大洲市東大洲の市総合福祉センターでも開く。

 「ダム放流を考える大洲市民の会」と「野村の未来を守る会」が開催。研究会の上野鉄男理事長(河川工学)は、1996年に両ダムの操作規則が中小規模洪水に対応するためとして変更された経緯に触れ「改正前操作なら西日本豪雨でも洪水調節容量を温存でき、(放流量が急増する)異常洪水時防災操作移行は遅くなり被害ももう少し小さかった」と分析した。

 操作規則変更と山鳥坂ダム建設計画の関係に疑問を呈し、豪雨時の両ダムの流入・放流・貯水量の推移について国の記録と公開された計算式による独自試算に矛盾があると主張。17日に国が示した野村ダム新操作案に関し「96年の改正前に戻るということ」との見解を示し「西日本豪雨規模では洪水になるが、現行より被害は少なくかなり改善される」と推測した。

 奥西一夫副理事長(災害地形学)は対策を超える降雨を想定するよう訴え「余裕を持って逃げられるよう避難情報を伝え、命を守ることから次の段階を考えねばならない」と提言した。

 大豊英則事務局長(土木)は「西日本豪雨では初期にダムの能力を出し尽くした。洪水調節容量を増やしてもどう使うかが問題」と指摘。「流入量が毎秒2千トンでは野村ダムはすぐに容量を使い果たす。国は西日本豪雨でそれまでの時間を避難に使うべきだった」と批判した。

    おすすめ記事

    <プレスリリース>一覧

    愛媛の主要ニュース

    トップ10ニュース

    愛媛の情報なら、愛媛新聞のアプリ。

    欲しい情報をいつでもあなたにお届け!プッシュ通知機能も充実。