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20日開幕 えひめさんさん物語

登れば人生に深み 登山ガイドの松本智広さんに聞く

2019年4月18日(木)(愛媛新聞)

「さんさん物語」で登山イベントを企画する松本智広さん

「さんさん物語」で登山イベントを企画する松本智広さん

「さんさん物語」で登山イベントを企画する松本智広さん

「さんさん物語」で登山イベントを企画する松本智広さん

 ものづくり。山。東予東部圏域のアイデンティティーともいえる地域資源だ。二つのテーマを核とした圏域初の振興イベント「えひめさんさん物語」(実行委員会主催)が20日、いよいよ開幕する。四国中央、新居浜、西条の3都市を舞台に始まる新たな物語と人の出会い。11月24日までの期間中に100を超すといわれる多彩な仕掛けのうち、初夏のころから始まる山岳系イベントにスポットを当て、圏域観光の可能性を見いだしたい。工業都市なのに、なぜって? そこに山があるからさ。

 

【初心者向けツアー「ハジメテトザン」 日帰りも容易】

 

 東予東部圏域は、西日本最高峰の石鎚山(1982メートル)をはじめ、四国中央、新居浜の両市にまたがる赤石山系の山々が広がる。えひめさんさん物語のコアプログラムで、初心者向けツアー「ハジメテトザン」を企画しているのが日本山岳ガイド協会認定登山ガイドの松本智広さん(53)=四国中央市=だ。「山の達人」である松本さんに、地域の山の魅力や安全な山歩きのこつを教えてもらおう。

 

―まず、圏域の山の特徴を教えてほしい!

 登山口が生活圏に近い。林業が盛んでかなり上まで林道が通っているところが多いので日帰り登山がしやすい。四国山地の高知県側で雨が降り、瀬戸内海側は晴れの日が多い半面、空気が乾燥し風は強く、比較的勾配がきつい。岩山が多く、土地はやせており、高山植物の天国だ。珍しい花もたくさんある。4月下旬から5月いっぱいにかけてアケボノツツジ、5~6月にはツガザクラ、5月中旬~6月中はシャクナゲが楽しめる。

 

―山歩きのために何を持っていけばいい?

 

 私が三大必携品と呼んでいるのが、登山靴、アンダーウエア、レインウエアだ。登山靴は急斜面や岩場で滑らないために必要。くるぶしまで保護できるものを選びたい。アンダーウエアは速乾性があり、体を冷やし過ぎないようにする。体温の乱高下は疲労の原因になる。レインウエアは防寒着としても有効だ。

 日帰りなら、飲み物は500ミリリットルのペットボトル3本が目安。水分は登る前にも十分取っておく。食料は山行の形態によって異なるが高カロリーのものを選ぶ。私はお弁当以外にペットボトル1本分のナッツ類を持っていく。

 

―安全に歩くには、どうすればいい?

 歩幅は小さめにして歩く。会話できるくらいのゆっくりのペースで。足は上りは逆ハの字に、下りは少し内またで。かかとから足を下ろすと滑りやすいので、上り下りとも足は肩幅に広げ、親指の付け根からの着地をイメージする。目線は遠目7割、足元3割の意識で極力うつむかないように気を付ける。姿勢が悪いと疲れやすく、スリップを起こす原因になる。

 

―登山の魅力を語ってほしい!

 山に登ると無心になれる。非日常の世界に自分を置くと戻ったときに頭の中が整理できる。仕事で行き詰まったときに登るのも効果的だ。ある原稿を執筆していたとき、まとまらずに困ったので近くの山に登ったら書きたいことが見えてきたこともあった。

 自分と向き合い、弱さ、強さがみえてくるのが登山の面白さ。人生に深みを与えてくれる総合スポーツだ。

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