愛媛新聞ONLINE

2021
613日()

新聞購読
新規登録
メニュー

こども新聞サミット

みんなでスポーツを!小学生記者37人参加

2019年4月16日(火)(共同通信)

子ども新聞サミットの開会式で「みんなでスポーツを楽しもう」と声を合わせ、つないだ手を掲げる子ども記者=3月26日午後、東京都江東区

子ども新聞サミットの開会式で「みんなでスポーツを楽しもう」と声を合わせ、つないだ手を掲げる子ども記者=3月26日午後、東京都江東区

全体会のステージで、チームでまとめた意見を発表する河田拓実君(右から3人目)=3月27日午前、東京都江東区

全体会のステージで、チームでまとめた意見を発表する河田拓実君(右から3人目)=3月27日午前、東京都江東区

「スポーツで自分のまちをもりあげよう」とテーマにチームで話し合う河田拓実君(左から4人目)ら=27日午前、東京都江東区

「スポーツで自分のまちをもりあげよう」とテーマにチームで話し合う河田拓実君(左から4人目)ら=27日午前、東京都江東区

FC今治を取材して河田君が作った「目指せJ 応援新聞~活躍!小学生ボランティア」

FC今治を取材して河田君が作った「目指せJ 応援新聞~活躍!小学生ボランティア」

 2020年の東京五輪、パラリンピック開催を控え、誰もがスポーツを楽しめる社会の実現を考える「第3回こども新聞サミット」が3月26、27の両日、東京の日本科学未来館で開かれた。ジュニアえひめ新聞をはじめ、子ども向け新聞や紙面を持つ全国27紙から小学生37人が参加。2日間、活発な議論や交流をし、「いっしょに挑戦し笑顔を広げよう」との提言をまとめた。

 

 

 

【まちの活性化策議論 斬新アイデア出し合う】

 

 オープニングで「みんなでスポーツを楽しもう」と声を合わせたこども記者たち。地域振興▽共生▽科学技術▽支える▽教育―のテーマで六つのチームに分かれ議論を重ねた。愛媛から参加した松山市雄郡小6年河田拓実君(11)はチーム「スポーツで自分のまちをもりあげよう」で、北海道、宮城、長野、島根のこども記者5人と地域振興策を考えた。

 

 北海道マラソンや女子バレーVリーグを目指す仙台のクラブチーム、島根・玉造温泉のスリッパ卓球大会など、地元の取り組みを各自が報告した。サッカー好きの河田君は日本フットボールリーグ(JFL)FC今治のボランティア組織「voyage」で活躍する小学生を紹介。作ってきた壁新聞に、お客さんの笑顔を見たり感謝されたりしたときにやりがいを感じるとの声を載せ、自分たちにもできる取り組みだと発表した。

 

 ゲスト講師で、A―bank北海道代表理事の曽田雄志さん(40)の話にも耳を傾けた。元Jリーガーの曽田さんは、東日本大震災の復興ボランティアを機に、他のスポーツのトップアスリートらとネットワークをつくり、現在、学校や地域にアスリートを派遣する事業を行っている。

 

 多数のプロスポーツチームが本拠地を構える米シカゴの例も挙げ、友人と観戦するならバスケット、家族と行くなら野球などと使い分け、地域全体でスポーツ全般を応援していることを説明した。

 

 メンバーらは「まちが盛り上がるとはどんな状態か」「問題点はないか」を考えた。河田君は、FC今治のホームグラウンドはピッチと客席が近いため、臨場感はあるが「シュートが飛び込んできて危ないかも」と指摘。「ボールから観客を守るロボットがいればいい」と斬新なアイデアが出され、議論を深めた。

 

 他にも「知名度の低いスポーツと、人気のある野球やサッカーとの共通チケットを作ると面白い」「スリッパ卓球大会にスリッパ職人や卓球選手を呼ぶ」など活性化策を出し合った。

 

 最終的に河田君のチームは八つのアイデアを盛り込み、全体会で発表。「体育の授業にリクエストで選手を呼ぶ」「さまざまなスポーツや選手が交ざったイベントを開く」などの豊かな発想に大きな拍手が送られた。

 

 チームごとの発表の後、全体討議があり、代表のこども記者6人とスポーツジャーナリストの増田明美さんらが登壇。「広げる」「挑戦する」といったキーワードを挙げながら、会場全体を巻き込んで最終提言「いっしょに挑戦し笑顔を広げよう」とまとめ上げ、全員で宣言した。

 

 

 

【松山市立雄郡小6年 河田拓実君 FC今治 ボランティアで応援 事前取材 壁新聞に】

 

 スポーツで町を盛り上げるには? サミットを前に河田拓実君は、スポーツイベントをたくさんする▽愛媛のプロチームや愛媛マラソンなどのボランティアに大勢の人が参加し支える▽会場で観戦する―の三つを考えた。その中で、小学生の自分にもできるのがボランティアだと思った河田君は、サッカーFC今治で活躍する小学生ボランティアを取材し、思いや活動に迫った。

 

 FC今治のホームゲームを支えるボランティア組織「voyage」には、兄弟、姉妹で参加する4人の小学生がいる。河田君は、初めてのインタビューに緊張しながらも「やりがいは何か」「FC今治の魅力は」などと質問。「お客さんからの『ありがとう』がうれしい」「シーズン終了後に選手と一緒にサッカーができるのが楽しみ」「人見知りだったけど、大きな声を出せるようになった」と聞き、うなずいていた。

 

 3月24日の開幕戦では実際の活動を取材。「たくさんの人がいろいろな仕事を分担していてすごかった」と統率ぶりに驚いていた。この日は王者ホンダFCに2―1で初めて勝つ展開となり、会場は大盛り上がり。スタジアムが一つになる様子を体感した。

 

 河田君は「目指せJ 応援新聞~活躍!小学生ボランティア」と題した壁新聞にまとめ、「FC今治のために、地元のためにと参加しているけど、大変そうな感じではなく、楽しそうにしているのが心に残った。今度は僕自身が楽しくボランティアをしたいと思う」と記した。

 

    愛媛の情報なら、愛媛新聞のアプリ。

    欲しい情報をいつでもあなたにお届け!プッシュ通知機能も充実。