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みんなを元気にする日々に喜び

ヨガの先生79歳 西条の安藤さん 教室週2回 生活に張り

2019年4月12日(金)(愛媛新聞)

優しく声を掛けながら生徒と汗を流す79歳のヨガ指導者安藤タニ子さん(上)=西条市氷見

優しく声を掛けながら生徒と汗を流す79歳のヨガ指導者安藤タニ子さん(上)=西条市氷見

 79歳でヨガ教室を開いている女性が西条市にいる。同市氷見の安藤タニ子さん。義母の勧めでヨガを習い始め、そのまま指導者になった。「自分に関わるみんなが元気になることがうれしい」と30年以上にわたって近隣の住民らに教えている。

 「息をゆっくりと吐きながら曲げていきましょう」。4月上旬の朝、ヨガ教室に安藤さんの柔らかい声が響く。自宅の離れ2階の10畳ほどのスペース。ゆったりとした音楽が流れ、市内の主婦ら10人ほどが安藤さんの助言を受けながら体を動かしている。

 ヨガに出合ったのは40歳を少し過ぎたころ。同居していた義母の一言がきっかけだった。「私の世話をしてほしいけん、あなたには元気でいてほしい。ヨガでもしてみたらどう」。自分のためにもなると思い、近くに教室がないか探し回ったあげく、松山のヨガ教室に通うようになった。

 最初の2、3年は週1回習う程度だったが「せっかくなら指導者の資格も取ってみたい」と、さらに2年ほど通った。そこで「指導士養成コース」を卒業し、40代半ばで近所に住む主婦ら3、4人を招いて教えるようになった。

 評判は口コミで広がり、少しずつ生徒が増えた。声が掛かれば、西条市内や新居浜市に出向いての「出張教室」も開いた。「いろいろな場所でヨガを教えた。最初は顔色が悪かった人も、帰るころには笑顔になっている」と喜びを語る。

 指導を始めて1年後に夫をがんで亡くした。介護を続けてきた義母を90歳でみとり、最期に「ここまでよう見てくれたねえ。ありがとう」と感謝の言葉をもらった。自分が健康でいられたからこそ、家族の世話を全うできたと実感している。

 「自分が体調を崩していても、教室ではそんな顔は見せたくない」。今も週2回の教室が生活に張りを与えてくれる。教室に2年前から通う女性(72)は「先生と一緒にヨガをしよると、自分も頑張らないかんと励みになるんよ」と言う。

 同世代は体に不調が出たり、入院したりする中、安藤さんはヨガのおかげでこれまで大病もないという。「人のことを元気にするには、まず自分が元気じゃないとね」。母から受けた言葉が、今では自分の言葉になっている。教室でたわいもない会話をしながら、生徒と一緒に体を動かす。安藤さんはそんな日々に喜びを感じている。

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