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「次世代型」開発目指す

マラリアワクチン研究 愛媛大などに助成金9300万円

2019年4月10日(水)(愛媛新聞)

培養したマラリア原虫を顕微鏡で観察する抗原タンパク質「PfRipr5」発見プロジェクトのメンバー=9日午前、松山市文京町

培養したマラリア原虫を顕微鏡で観察する抗原タンパク質「PfRipr5」発見プロジェクトのメンバー=9日午前、松山市文京町

新たなマラリアワクチン開発について会見する愛媛大プロテオサイエンスセンターの高島英造准教授=9日午前、松山市文京町

新たなマラリアワクチン開発について会見する愛媛大プロテオサイエンスセンターの高島英造准教授=9日午前、松山市文京町

培養したマラリア原虫を顕微鏡で観察する抗原タンパク質「PfRipr5」発見プロジェクトのメンバー=9日午前、松山市文京町

培養したマラリア原虫を顕微鏡で観察する抗原タンパク質「PfRipr5」発見プロジェクトのメンバー=9日午前、松山市文京町

新たなマラリアワクチン開発について会見する愛媛大プロテオサイエンスセンターの高島英造准教授=9日午前、松山市文京町

新たなマラリアワクチン開発について会見する愛媛大プロテオサイエンスセンターの高島英造准教授=9日午前、松山市文京町

 マラリアワクチンの研究・開発に取り組む愛媛大プロテオサイエンスセンター(松山市)と大日本住友製薬(大阪市)は9日、グローバルヘルス技術振興基金(東京都)から助成金約9300万円の交付を受けると発表した。共同で発見し2016年11月に特許出願した熱帯熱マラリア原虫の抗原タンパク質「PfRipr5」を基に、19年度から2年間の予定でヨーロッパのNPOや非営利企業と協力し、発病を阻止するタイプのワクチン開発を目指す。

 

 センター長の坪井敬文教授(63)=寄生虫学=の話では、病原体のマラリア原虫はライフサイクルの中で姿や形などを変えるため、ワクチン開発は標的とする原虫の発育段階によって感染阻止、発病阻止、伝搬阻止の3種類に大別されて進められている。最も開発が進む第1世代感染阻止ワクチンの効果は十分とは言えず、さらに有効な次世代ワクチンが求められる。

 センターによると、助成対象のプロジェクトではマラリア4種類のうち最も致死率の高い熱帯熱マラリアを対象に、原虫の赤血球への侵入を防ぐ発病阻止ワクチンの開発に取り組み、第1世代感染阻止ワクチンへの添加で原虫の発育を多段階で抑える次世代ワクチンの開発につなげる。

 非営利企業のアイベット(ポルトガル)が合成する高品質のPfRipr5に、NPOのヨーロピアン・ワクチン・イニシアチブ(ドイツ)がアジュバントと呼ばれる免疫増強剤を加えて製剤。センターは動物実験で効果を評価する。大日本住友製薬はアドバイザーとして参加するという。

 

 【マラリアとワクチン開発】マラリア原虫(寄生虫の一種)の感染で発症する病気で、感染者の血を吸った蚊(ハマダラカの雌)が媒介する。熱帯熱マラリア、三日熱マラリア、四日熱マラリア、卵形マラリアの4種類の原虫がおり、それぞれ症状などが異なる。熱帯・亜熱帯地域の発展途上国を中心に流行し、近年の死者数は年間40万人に及ぶとされる。多様な対策が進められているが、治療薬剤耐性マラリアや殺虫剤耐性ハマダラカの出現などで困難に直面。有効なワクチンの実用化が切望されている。

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