売り上げ寄付で海道振興
サイクリングをチョコで応援 フルタ製菓
2019年3月14日(木)(愛媛新聞)
創業者が伊方町出身のフルタ製菓(大阪市、古田盛彦社長)は13日、5月の瀬戸内しまなみ海道開通20周年を記念したパッケージで、自転車やヘルメットに貼れる反射シール付きの「しまなみわなげチョコレート」(216円)=写真上、同社提供=を3月28日に海道沿線で発売すると発表した。海道の自転車観光振興に向け売り上げの一部を寄付する。
同社は古田鶴彦会長(84)ら3兄弟が1952年に創業。2018年度に発売50周年を迎えた「わなげチョコレート」がサイクリングと「リング」で共通するとして、しまなみ版を作った。海道をデザインした包装で、シールは九つの橋や上島町のゆめしま海道など12種類。28日は尾道市の因島水軍城と今治市の来島海峡展望館で発売し、順次拡大する。
同社は13日、今治市砂場町2丁目の市レンタサイクル施設・サンライズ糸山で、海道沿線の今治市、上島町、広島県尾道市などでつくるDMO「しまなみジャパン」(理事長・菅良二今治市長)と包括連携協定を締結。売り上げの3%を寄付し、災害時の菓子類提供なども検討する。
協定締結と同時発表のチョコレートを見て菅理事長は「海道PRの起爆剤にする」と大喜び。古田社長は「サイクリング観光振興へ自転車の両輪のように走り続けましょう」と応じた。