19年シーズン方針
四国ILに新パートナー、伊藤園など3社
2019年3月12日(火)(愛媛新聞)

新規パートナー企業の関係者と握手する四国ILの坂口理事長(中央)=松山市

新規パートナー企業の関係者と握手する四国ILの坂口理事長(中央)=松山市
四国アイランドリーグplus(IL)は11日、愛媛県松山市のホテルで2019シーズンの事業方針発表会見を開き、新規パートナーシップ契約を伊藤園、ダスキン、トリドールホールディングスの3社と結んだと発表した。契約年数や金額は非公表。
今後、3社の企業名ロゴが、各チームのユニホームやインタビューボードに入る。会見で、坂口裕昭理事長は「それぞれのコアビジネスの事業拡大にもつながると感じている。単にイベントをやるだけでなく、利益を生み出して地域に還元していく土台ができた。心強いパートナーを得て感無量」と話した。
競技運営面では、7イニング制公式戦の一部導入を発表した。雨天の代替試合やダブルヘッダー、7~8月のデーゲームを対象に20試合程度を予定。導入の狙いについて、坂口理事長は「1試合30~40分の短縮につながる。どういうことが起こるのかを実証的にやっていき、余った時間でさらにエンターテインメント性を高めたい」と説明した。
このほか、2016年以来3年ぶりの北米遠征の実施や四国IL代表チームを率いる専任監督の配置も公表した。
リーグや各球団の18年の収支も発表され、リーグの収入は約2748万円(前年比約525万円減)、経常利益は約1897万円の赤字だった。
愛媛マンダリンパイレーツ(MP)は7期連続の黒字を達成。収入は約1億6473万円(前年比約2293万円増)、経常利益は約306万円(約43万円減)の増収減益だった。年間観客総動員数は計2万2642人(2704人増)。