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えひめ防災・減災 いよゼロプロジェクト

地域リーダー育成急務 松山・天山町内会 避難所開設訓練参加

2019年3月11日(月)(愛媛新聞)

HUGの経験を生かし、小学校の体育館で行われた避難所開設訓練で簡易ベッドの組み立てに挑む天山町内会の住民(手前左から3、4人目)=2月24日午前、松山市越智1丁目

HUGの経験を生かし、小学校の体育館で行われた避難所開設訓練で簡易ベッドの組み立てに挑む天山町内会の住民(手前左から3、4人目)=2月24日午前、松山市越智1丁目

 

HUGの経験を生かし、小学校の体育館で行われた避難所開設訓練で簡易ベッドの組み立てに挑む天山町内会の住民(手前左から3、4人目)=2月24日午前、松山市越智1丁目

HUGの経験を生かし、小学校の体育館で行われた避難所開設訓練で簡易ベッドの組み立てに挑む天山町内会の住民(手前左から3、4人目)=2月24日午前、松山市越智1丁目

 

【カードゲームで予行後に実践 人員誘導など課題痛感】

 机上訓練と、実際の学校体育館を使った避難所開設訓練、違いは―。避難者に見立てたカードを使った避難所運営ゲーム「HUG(ハグ)」を体験した松山市天山町内会の住民らが2月下旬、「リアル」の避難所開設訓練に避難者役として参加した。めまぐるしく状況が変化するカードでのシミュレーションと違い展開は緩やか。一方、体育館への誘導や避難者の情報把握など課題を肌で感じた。

 

 訓練は松山市石井東小学校(同市越智1丁目)を舞台に、石井地区まちづくり協議会が開催した。午前8時半に南海トラフ巨大地震が発生したとの想定で、住民約150人が参加。避難者の受け付けや誘導、簡易ベッドの組み立て・設置といった運営側70人、避難者役80人に分かれた。

 天山町内からは会長の白石正治さん(66)ら4人が参加した。午前10時ごろ、ほかの住民と同様に徒歩や自転車、乗用車で学校に到着すると、受け付けで避難者名簿に住所と氏名、連絡先を記入。体育館内の地区ごとに割り当てられた避難スペースに移った。石井地区まち協では本格的な避難所開設は初めてなだけに、受け付けではスムーズに人がさばけないなど早くも混乱が発生した。結野栄子さん(70)は「高齢者や障害者、持病のある人、子ども連れなど避難者の特性に応じた細やかな割り振りがないと災害時は大変。どこに行けばいいか分かるよう体育館内に案内係の配置も必要だと思う」。

 体育館内では、運営役員の指示で簡易トイレや段ボールの簡易ベッド組み立てが始まった。災害時は人手が足りない恐れもあり、体力に余裕のある避難者も加わり、天山町内会の住民も作業。数個ずつ組み立てて設置した後、余震に備えたシェイクアウト訓練も行われ、約1時間15分で開設訓練を終えた。

 HUGを経験してからのリアル訓練。白石さんは机上ではイメージしにくい避難所の全体像がつかめたと話し「HUGのような急展開を想定し、実際に体を動かして確認してみることに意味があった」と納得の表情を浮かべる。一方、避難者名簿活用で課題も指摘。避難所には普段から付き合いのある住民以外にも大勢の人が押し寄せる可能性があり「名簿に持病や障害の有無など避難者の特性を書き込む項目もつくり、避難者の細かなニーズに対応できるよう情報把握が大切だと感じた」と語る。

 白石さんらと参加した坂本真一さん(69)は、簡易ベッドの組み立て作業中に指示が行き渡らず、避難所内で手持ちぶさたになる人が多かったと振り返り「実際に人を動かすのは大変。目配り気配りのできるリーダーを地域で増やさないといけない」と強調した。

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