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東日本大震災からもうすぐ8年

岩手日報社員が伊予高校で講演会

2019年3月9日(土)(愛媛新聞)

東日本大震災の当時の様子や災害への備えなどを語る岩手日報社の鹿糠敏和・報道部次長(左)=9日午前、松前町北黒田

東日本大震災の当時の様子や災害への備えなどを語る岩手日報社の鹿糠敏和・報道部次長(左)=9日午前、松前町北黒田

 東日本大震災から8年を迎えるのを前に岩手県の地元紙、岩手日報社の鹿糠敏和報道部次長(39)が9日、愛媛県松前町北黒田の伊予高校で講演し、当時の状況をまざまざと伝えるとともに災害への心構えや教訓を訴えた。1、2年生と教職員、地元住民ら計約600人が聞き入った。

 大船渡市で被災した鹿糠次長はビルの屋上に到着した1分後に津波が押し寄せるのを目の当たりにし、「来る波以上に引き波が怖い」「爆撃を食らったよう」。その後の記憶はあやふやになるほどだったが、1週間余りで漁業を再開しようとしている漁師に感銘し「記事にしたい」とわれを取り戻したという。

 また同社は「命を大切にする報道」を心がけているとし、震災後に5万人分の避難者名簿を載せたたほか、約3500人の犠牲者の人となりを記事化したと説明。亡くなった人の行動も分析しており、「とにかく逃げる。逃げたら戻らない」「避難場所は安全と思わず少しでも高い場所へ」などと強調した。

 2年の男子生徒(17)は「(被災した)体験が生々しくて体が震えた」。2年の女子生徒(17)は「亡くなった人の教えを生かしていかなければならないということが印象に残った」と話し、南海トラフ巨大地震などへの備えの大切さを再認識していた。

 伊予高は教育現場で新聞を活用する「NIE」(教育に新聞を)の2018年度新規実践指定校。講演を踏まえ、生徒は新聞投稿記事づくりにも取り組んだ。愛媛新聞社の担当者から「印象に残った内容や言葉を記して」などと教わりながら、講演を記事にまとめていた。

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