小田・三崎・三瓶 分校化検討へ
19年度県立高最終志願者数 今治北大三島と松山北中島、当面の存続ほぼ確定
2019年3月5日(火)(愛媛新聞)


県教育委員会は4日、2019年度県立高校入学志願者数(最終)を発表した。県立高校再編整備計画で募集停止の検討対象となっている今治北大三島分校と松山北中島分校は、志願者数がそれぞれの再編基準である「19年度の入学生数31人以上」「同20人以上」をクリアし、当面の存続がほぼ確実。一方、小田、三崎、三瓶の本校3校は入学生41人以上が見込めない状況が続き、分校化が検討される見通しとなった。
最終の志願者数は全日制は推薦内定者を含め8576人で、過去最少だった前年度より31人増えた。総定員9225人(前年度比80人減)に対する倍率は0・93倍(0・01ポイント増)で5年連続で総定員を下回った。全106学科(分校、くくり募集を含む)中69学科で定員割れとなった。
県教委の再編整備計画によると、分校は3年連続で入学生30人以下(通学環境を考慮し中島は20人未満)の場合は募集停止が検討される。本校は3年連続入学生40人以下で分校化が検討される。
19年度の志願者数は大三島分校42人(27人増)、中島分校40人(21人増)と2校とも定員40人に達した。志願変更前から志願者40人以下だった本校3校は変更後も必要数に届かなかった。再編整備は19年5月1日時点の生徒数によって正式に検討される。
県教委は19年度の入試から大三島分校など8校で全国募集を実施。全国募集総志願者数は18日の合格発表後の公表を予定する。一般入試は7、8両日に行う。
総定員440人の定時制は96人が志願し0・22倍。