Bリーグ2部
攻めの愛媛OV 熊本に惜敗 99-110
2019年2月24日(日)(愛媛新聞)
バスケットボール男子Bリーグ2部(B2)は23日、松山市総合コミュニティセンターなどで7試合を行い、西地区4位の愛媛オレンジバイキングス(OV)は同地区2位の熊本に99-110で敗れた。通算成績は17勝25敗、順位は4位のまま。(観客1389人)
愛媛OVは序盤からスピードのある攻撃を展開。笠原やフィッツジェラルドを中心に得点を重ねて接戦を演じ、1点ビハインドで前半を折り返した。後半も攻勢を緩めず、ジョンソンや高畠らが内外角からシュートを決めたが、徐々に引き離された。
次戦は24日午後3時から、同センターで熊本と対戦する。
◆守備良くなかった◆
【愛媛OV・グレスマンヘッドコーチ(HC)の話】 オフェンスは素晴らしかったが、ディフェンスは良くなかった。ターンオーバーでの失点も多く、攻撃のチャンスをつぶしてしまった。修正していくべきだった。
◆リズム取りづらく◆
【熊本・保田HCの話】 ペースの速い試合を展開する愛媛に99点取らせてしまった。リズムの取りづらい試合だった。守備を個人ではなく組織的なものに切り替えないといけないので意識改革をしていきたい。
【元OV戦士「凱旋」 俊野&タプスコット】
今季熊本の主力として活躍する俊野佳彦(松山市出身)とタプスコットが愛媛OVのホーム戦で「凱旋(がいせん)」し、大きな歓声を浴びた。久々に地元でプレーした俊野は「やはり普段よりも気持ちが入った」と汗をぬぐった。
開始直後にタプスコットが得たフリースロー。アリーナにはひときわ大きなブーイングが響いた。「不思議な感じだった。ブーイングの中に歓声が交じっていたり、手を振ってくれる人がいたり。懐かしい顔ばかりでとにかく楽しかったよ」。派手なダンクで両チームのブースターを沸かせ、ムードメーカーの面目躍如だった。
2人は通算3シーズン一緒にプレーしており、内に切り込んだタプスコットから外でパスを受けた俊野が3点シュートを決めるなどホットラインも健在。首位争いをする熊本でも欠かせない存在だ。
試合後、会場の外で大勢の愛媛ブースターに囲まれた2人。24日の次戦も注目を集めるだろう。俊野は「攻守でアグレッシブさを見せたい」、タプスコットは「楽しみながらも、ボールを持てば得点を狙う」と目を輝かせた。