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トイレへの移行をスムーズに

おむつなし育児 コントロールする力養う

2019年2月19日(火)(愛媛新聞)

母親に支えてもらい、ほうろうおまるで排せつをする生後1カ月の赤ちゃん

母親に支えてもらい、ほうろうおまるで排せつをする生後1カ月の赤ちゃん

 

母親に支えてもらい、ほうろうおまるで排せつをする生後1カ月の赤ちゃん

母親に支えてもらい、ほうろうおまるで排せつをする生後1カ月の赤ちゃん

 

 自然な排せつ感覚を身に付けさせようと、なるべくおむつの外で排せつさせる「おむつなし育児」。普及を進める団体が県内でも活動している。おむつからトイレへスムーズに移行できるなどのメリットもあるという。

 おむつなし育児研究所愛媛サロンのアドバイザーで代表も務める若林香菜子さん(32)=松山市=によると、おむつを全く使用しないわけではなく、上手に利用しながら排せつのタイミングに気づき、できるだけおむつの外で排せつさせる育児法。視覚や聴覚、嗅覚を使って捉えられるため、排せつをコントロールする力を養うことができる。

 トイレトレーニングで苦労するのは、「おむつの中で排せつをする」と学習・習慣づけられていた赤ちゃんにとって、「開放空間で排せつする」と学び直すことだから。その点、同育児法は排せつ時におむつを外すだけなので、生後間もない段階から挑戦でき、開放空間での排せつの気持ちよさを教えることができる。

 こつは「おしっこ、うんちをしたいサイン(しぐさ)やタイミングに注意を向けること」と若林さん。「まずは3日間、排せつを記録してみて」とアドバイスする。突然もぞもぞ動きだしたり、授乳中に乳首をくわえたり離したりするのはよくあるサインだ。また食事や昼寝の直後、1時間おきなど、何らかの傾向や規則性があるという。排せつ物をキャッチするものは必ずしもおまるでなくてよく、家にある鍋やバケツ、洗面器などで対応できる。

 同研究所顧問の三砂ちづる津田塾大教授(60)は「本来はおむつがないのが自然な姿。本能的に気持ちよく過ごせると、子どものご機嫌な時間も増え、結果として育てやすくなる」と説明する。

 三砂教授によると、性能向上などを背景におむつの着用期間は年々長期化。1960年代には1歳半ごろがおむつが外れる目安だったが、現在は3歳すぎが一般的だという。

 アドバイザーの平岡恵里佳さん(33)=新居浜市=は最初、「エスパーみたいに(排せつのタイミングが)分かるのか」と半信半疑だった。次男(2)が生後3カ月の時から実践。可能な限りほうろう製おまるで対応し、開放空間での排せつを習慣づけた。1歳半から綿パンツで対応し、2歳前には完全におむつが外れた。

 「おむつの使用量が少なく済み、お出掛けのときもキャッチする容器を持っていけばトイレの心配はいらない。子どもの様子を気に掛けることで体調の変化に気付きやすくなり、質の高いコミュニケーションがとれる」と語る。

 若林、平岡両アドバイザーは「親が子どもの排せつをいとおしく感じると、子ども自身が自分や体を大切にすることにもつながる。他の子と成長スピードを比べるのではなく、それぞれのペース、生活スタイルで楽しみながら子育てをしてほしい」と呼び掛けている。

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