松山市の無料化拡大検討受け
子ども医療費 県補助引き上げ 知事「対応用意ある」
2019年2月15日(金)(愛媛新聞)

定例会見する中村時広知事=14日午前、県庁

定例会見する中村時広知事=14日午前、県庁
中村時広知事は14日、県庁で定例会見した。松山市が検討する通院費を含む中学生までの医療費無料化を巡り、乳幼児医療費助成事業の県費補助引き上げについて「市から正式な要請をいただいていない。できる限りの対応の用意はある」と述べた。
市子育て支援課によると、中核市の同市への県費補助率は4分の1で、他市町の2分の1より低い。補助率が上がれば医療費助成に予算を回すことができる。
中村知事は、西日本豪雨への対応などで県財政の厳しさを踏まえる必要があるとも語った。
菅良二今治市長らが発起人となり1月26日に今治市で開かれた山本順三国家公安委員長兼防災担当相(自民党、参院愛媛選挙区)の大臣就任祝賀会で、市職員が受け付けなどの事務を担当し、公務員の政治的中立性に懸念の声が上がっていることには「有志でやるのならば自由だと思うが、中身を知らないのでコメントのしようがない」とした。