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松山の専門家に聞く

歯の生え替わり期 就寝前「2度磨き」を

2019年2月13日(水)(愛媛新聞)

「虫歯の早期発見のためにも、3カ月に1回は歯科を受診してほしい」と話す浪瀧文彦さん=松山市三番町3丁目

「虫歯の早期発見のためにも、3カ月に1回は歯科を受診してほしい」と話す浪瀧文彦さん=松山市三番町3丁目

 

「虫歯の早期発見のためにも、3カ月に1回は歯科を受診してほしい」と話す浪瀧文彦さん=松山市三番町3丁目

「虫歯の早期発見のためにも、3カ月に1回は歯科を受診してほしい」と話す浪瀧文彦さん=松山市三番町3丁目

 

【フッ素配合歯磨き粉 2度目に付けゆすぎ軽く 3ヵ月ごと 検診も大切】

 

 小学校入学前後から、永久歯に生え替わる子どもの歯。生え始めたばかりの永久歯は歯質が未成熟で酸に弱く、虫歯になりやすいという。乳歯と永久歯が混在している時期は歯並びが複雑になり、どうしても磨き残しが多くなる。ケアのポイントを専門家に聞いた。

 

 乳歯だけ生えているように見えても、永久歯は乳歯の下で時間をかけて成長している。個人差があるものの、20本の乳歯は6歳ごろから永久歯に生え替わり、13~15歳ごろになると、親知らずを除く28本の永久歯列が完成する。

 

 永久歯は成熟するまでに数年かかる。生えたての永久歯はいったん虫歯になると進行が早いため注意したい。浪瀧歯科医院(松山市三番町3丁目)副院長の歯科医浪瀧文彦さん(44)は「寝ている時は唾液の分泌が少なくなり、虫歯ができやすい。毎食後の歯磨きが難しくても、就寝前はしっかり磨いてほしい」と説明する。

 

 浪瀧さんが勧めるのは「2度磨き」。1回目は歯磨き粉を付けずに磨き、歯の汚れを落とす。うがいをした後、歯磨き粉を付けてブラッシングする。歯磨き粉は虫歯予防に効果的なフッ素が配合されたものを使い、6~11歳ならばグリーンピース1個分、12歳以上は同2個分の量で十分という。口を水でゆすぎ過ぎるとフッ素の効果が薄れてしまうため、2回目のすすぎは多くても2回までにする。

 

 最も虫歯になりやすいのは、乳歯の奥に新たに生える第1大臼歯。生え始めは手前の乳歯よりも高さが低いため、歯ブラシが届きにくい。完全に生えるまで半年から1年近くかかることもあり、その間は歯肉がかぶさるなどして汚れがたまりやすい。6~7歳ごろは第1大臼歯を中心に、歯ブラシを口の真横から入れ、先端部分を使って磨く。

 

 子どもが自分で歯磨きをするようになっても、生え替わり期は磨きにくいため、小学校低学年ごろまでは仕上げ磨きが大切だ。親が膝の上に子どもの頭を乗せ、あおむけに寝かせて磨く「寝かせ磨き」を行うといいという。

 

 乳歯に虫歯があると、永久歯の歯並びや歯の質に影響を及ぼす可能性がある。「いずれ永久歯に生え替わるからといって乳歯の虫歯を放置せず、早く治療することが重要です」

 

 永久歯の発育状況は、歯科でエックス線検査を受けると確認できる。生まれつき永久歯の数が少ない「先天性欠如」は子どもの約10%に見られ、通常より歯の数が多い「過剰歯」のケースもある。虫歯などの治療の際にエックス線写真を撮って、たまたま見つかることが多いが、早期に発見できれば、歯並びやかみ合わせの治療にもつながる。

 

 浪瀧さんは「乳歯から永久歯へと次々と生え替わる学童期は口の中の状態が大きく変化する。適切なケアが欠かせず、虫歯の早期発見のためにも3カ月に1回は歯科に通う習慣を付けてほしい」と呼び掛ける。

 

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