漁業や保育 成果報告
南予の中学生、地元で仕事体験 達成感
2019年2月1日(金)(愛媛新聞)

職場体験の感想などを意見交換する中学生ら

職場体験の感想などを意見交換する中学生ら
中学生が職場体験で取り組んだ内容や感想などを共有する「えひめジョブチャレンジU―15フェスタin南予」(県教育委員会主催)が30日、宇和島市三間町迫目のコスモスホール三間であった。3校の生徒が水産会社や保育園などで働いた成果を報告し、仕事のやりがいや地場産業の魅力について考えた。
職場体験は若い世代に地元で働く意義を実感してもらおうと、県が2017年度から「ジョブチャレU―15事業」として実施。18年度は南予の中学、中等教育学校計27校の2~3年生計約1080人が7月以降、協賛企業などで5日間の職場体験に臨んでいる。
フェスタには生徒や学校関係者ら計約200人が参加。伊方、津島、松野の3中学校の代表生徒がそれぞれ活動を発表した。
伊方中2年の生徒(14)は11月中旬、伊方町内の水産会社「辻水産」で養殖魚の餌やりなどに励んだと報告。仕事を振り返り「日がたつにつれ漁業への関心が高まり、仕事が楽しくなった。大変なことも多かったけれど、仕事を任される責任感や達成感を学べた」と述べた。
生徒同士による意見交換や、八幡浜市と愛南町の事業者4人によるトークセッションなどもあり、参加者は将来の進路選択に対する理解を深めていた。