今治―松山大会
愛媛駅伝 男子・松山商高2度目V 女子・松山大盤石の4連覇
2019年1月28日(月)(愛媛新聞)
第69回愛媛駅伝競走・第15回駅伝選手権大会(愛媛陸上競技協会、愛媛新聞社主催)は27日、今治市と松山市を結ぶ国道196号を中心としたコースで行われ、男子(7区間、46.1キロ)は松山商高が2時間21分26秒で2年ぶり2度目の優勝を果たし、女子(5区間、17キロ)は松山大が55分41秒で4連覇を飾った。
【男子レース経過】
松山商高が安定したレース展開で快勝した。1区巻田がトップに立ち、3区久保も区間1位の走りで流れをつくった。4、5区も粘って2位でつなぐと、6区千守が首位を奪還。7区野村が区間新の快走で引き離した。
愛媛銀行は7区川東の区間タイなどで追い上げ2位。新居浜東高Aは一時トップに立ったが3位だった。
◆勝ててほっとした◆
【男子1位の松山商高・浜田定幸監督の話】頑張ってきてくれた3年生が最後に勝つことができ、気持ちよく卒業できる。喜びより、ほっとしている。新チームの柱になる2年生が期待通りに走ってくれたのも収穫だった。
◆序盤の出遅れ響く◆
【男子2位の愛媛銀行・中村一郎監督の話】4区以降は予定通りの展開だったが、序盤の出遅れが響いた。高校生と競り合えず、流れに乗れなかった。来年の優勝に向けて、各選手は自覚を持って練習に取り組んでほしい。
◆競り合いの中健闘◆
【男子3位の新居浜東高A・白方順監督の話】競り合いの中1位でたすきを渡すなどよく健闘した。白バイの後ろを走る経験や、主将が2区で先頭集団に追い付く責任ある走りをしてくれたことも大きな収穫だった。
【女子レース経過】
松山大が2位に2分5秒の大差をつけて圧勝した。1区岡田が序盤からレースを先導。2区大内は中継所手前で愛媛銀行にトップを譲ったが、3区大谷がすぐに抜き返し、リードを1分10秒まで広げて独走態勢を築いた。
八幡浜高は3区中村が愛媛銀行をかわして2位に浮上。愛媛銀行は一時首位に立つも後が続かなかった。
◆満身創痍だったが◆
【女子1位の松山大・村井啓一コーチの話】主力の故障でチームは満身創痍(そうい)だったが、1区で流れをつくり大会記録に迫るタイムが出た。県内だけでなく全国でいかに勝負するかを見据え、さらに上を目指したい。