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悲願成就 笑み

玉鷲初優勝 「神の贈り物」 片男波親方

2019年1月28日(月)(愛媛新聞)

優勝パレードを終え、片男波部屋に戻った玉鷲関(左)を握手で出迎える片男波親方=27日夜、東京都墨田区

優勝パレードを終え、片男波部屋に戻った玉鷲関(左)を握手で出迎える片男波親方=27日夜、東京都墨田区

 2010年2月に片男波部屋を継いだ西予市出身の片男波親方(47)=元関脇玉春日。継承から9年近くを経て、まな弟子の玉鷲関が悲願の初優勝を果たした。「私がなし得なかった優勝を弟子が果たしてくれてうれしい」。おだやかなほほ笑みを浮かべた。

 

 優勝を争っていた横綱白鵬関が14日目から休場。片男波親方は「優勝を意識しなければいいが」と肩に余計な力が入ることを心配していた。

 碧山関を押し出しで退け、迎えた千秋楽。親方の目には「昨日(26日)の方が緊張していたので、いつもと変わらない様子」に映っていた。実は朝の稽古で玉鷲関から「今日(27日)未明に第2子が生まれた」と報告を受けていた。「運が向いており、必ず勝つと思っていた」。自信を持って土俵に送り出した。

 突き落としで優勝を決めた瞬間、くしくも審判として土俵下から見守っていた。「まさか目の前で見ることになるとは。とても緊張した」と苦笑する。

 以前は兄弟子、引退後は親方として玉鷲関との付き合いは16年になる。入門当初は日本語を話せず、相撲も未経験だったため「ど素人が入ってきた。正直大丈夫かな」と心配していたと振り返る。だが、泣き言を言わず、こつこつ努力する姿を見守ってきた。親方は「彼の努力が報われた。神様からのプレゼントのよう」とたたえた。

 9年前に部屋を継いで以降「勝敗にかかわらず常に謙虚であれ」という伝統の教えを重んじ、自発性を尊重しながら熱心に指導してきたことが結実。初場所優勝で大関昇進にも大きく前進した。現在、部屋の弟子は3人。片男波親方は「(優勝を機に)新弟子を獲得したい」と部屋の隆盛にも意欲をにじませた。

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