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走って 投げて ぶら下がって…

動き育む サーキット遊び 幼児期運動、松山で実践

2019年1月23日(水)(愛媛新聞)

さまざまな遊びを通じて、子どもが多様な動きを経験できる「サーキット遊び」=松山市三番町6丁目

さまざまな遊びを通じて、子どもが多様な動きを経験できる「サーキット遊び」=松山市三番町6丁目

 さまざまな遊具や運動具を並べて作ったコースを、子どもが周回して楽しむ「サーキット遊び」。「走る」「ぶら下がる」「投げる」といった多様な動き方に挑戦することで運動能力が高まっていくとして近年、地域や保育の施設などで幼児期の運動に取り入れられている。現場をのぞいてみた。

 

 1月上旬、松山市三番町6丁目の新玉児童館。平均台や跳び箱、小さな滑り台などがぐるりと置かれた遊戯室で、未就園児を対象にしたサーキット遊びが行われていた。子どもたちは跳び箱から元気よくジャンプしたり、プレイトンネルをくぐったりと約30分間、何度もコースをチャレンジし、爽やかな汗を流した。

 市内の主婦武田沙葉さん(37)は長男(1)を連れて参加し、「トンネルくぐりを楽しんでいる様子だった。できる動きが少しずつ増えていけば」と目を細めた。

 同児童館では2016年度から月1、2回、サーキット遊びに取り組んでいる。児童厚生員岡本麻子さん(33)は「運動具の組み合わせは毎回変えており、この遊びを目当てに来館する親子もいる。楽しく体を動かしてもらいたい」と話す。

 文部科学省が15年に作成したガイドブック「幼児期の運動に関する指導参考資料」によると、運動機能が急速に発達する幼児期は体を動かす遊びを通して、「体のバランスを取る」「体を移動する」「用具などを操作する」といった多様な動きが身に付く。繰り返し行うことで次第に動き方も上手になっていくという。保育施設で実践する運動例の一つに、サーキット遊びが紹介されている。

 市内で子ども向けスポーツスクールを経営するスポーツコンサルタント下崎将一さん(35)は最近、保育の現場などにサーキット遊びが広がりつつあるとし「スタートとゴールが同じ地点になるためコースに沿って進めば、さまざまな運動を一通り経験できる。繰り返し遊ぶことで運動量の確保にもつながる」と説明する。

 保育者らがコースを設定する際は、どんな遊びを意識すればいいのか。鉄棒やボール投げなど日常生活の中ではなかなか経験できない動きを取り入れてほしいと下崎さん。例えば平均台では高さや本数が異なるタイプを用意し、年齢差があっても楽しめるように遊具を変化させたり、忍者やアニメのキャラクターになりきって遊ぶ環境を設定したりすることも提案する。

 下崎さんは「子どもが退屈しないよう、一つの遊びに対して順番を待たせない工夫も必要。思い通りに体を動かせることが運動の基礎になるので、いろいろな遊びを通じて、多様な動きを身に付けてもらえれば」と呼び掛ける。

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