宇和島の特養
インフルで80代男性死亡 入所者ら12人が感染
2019年1月23日(水)(愛媛新聞)

インフルエンザの集団感染で入所者1人が亡くなった小規模特養いづみ=22日午後、宇和島市泉町1丁目

インフルエンザの集団感染で入所者1人が亡くなった小規模特養いづみ=22日午後、宇和島市泉町1丁目
県は22日、宇和島市泉町1丁目の小規模特養いづみ(社会福祉法人寿楽会設置、入所者29人)で13~22日に入所者11人と職員1人の計12人がインフルエンザに集団感染し、うち入所者の80代男性が死亡したと発表した。
県や施設によると、死亡した男性は19日に発熱があり、感染を確認。施設で嘱託医による治療を受けていたが、21日に亡くなり施設が県宇和島保健所に報告した。死因はインフルエンザ。
施設では2018年11月、職員と入所者全員がインフルエンザの予防接種を受けたほか、手洗いやうがいなどの感染予防策を実施。19年1月13日に最初の感染者が出たのを受け、14日から面会を中止している。
県と保健所は県内の医療機関や社会福祉施設に対策の再徹底を通知するという。県内のインフルエンザの状況は、7~13日の県内定点医療機関当たりの患者報告数が県全体で28・5人となり、注意報が発令されている。県は施設での感染予防として入所者や職員の健康管理や手洗い励行などを呼び掛けている。