「愛・野球博」支援事業
愛媛MP元選手ら「あかがね野球教室」
2019年1月10日(木)(愛媛新聞)

愛媛マンダリンパイレーツの元選手(右)から軟式球の握り方を教わる新居浜市の小学6年生

愛媛マンダリンパイレーツの元選手(右)から軟式球の握り方を教わる新居浜市の小学6年生
今春の中学校入学を機に、野球を本格的に始めたいと思っている愛媛県新居浜市の小学校6年生を対象とした「あかがね野球教室」が7日、開校した。愛媛マンダリンパイレーツ(MP)の元選手や高校野球元日本代表の市職員らが夜間に講師となり、3カ月間の日程で体の使い方や野球の基礎を伝授する。
参加した小学生19人はソフトボールなどの経験者。軟式や硬式のボールに慣れ、感覚を養う。教室はえひめ愛・野球博の開催支援事業として、新居浜野球協会などでつくる実行委員会が主催する。
開校式があった7日は、新須賀町3丁目の市営野球場でキャッチボールのポイントを学んだ。元MP選手で新居浜市文化体育振興事業団職員の大井裕喜さん(30)は「ソフトボールと野球はボールの握り方や塁間の距離が違う。実践に入る前に少しでも身に付けてもらいたい」と語る。
2018年夏に地元のソフトボールチームを引退し、中学校では軟式野球部に入りたいという角野小6年の男子児童(12)は「ボールの取り方や足の動きを学べて楽しかった。中学校に向けてしっかり準備したい」と話していた。