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赤ちゃんの人の横顔認知能力

5ヵ月半から獲得 笑顔 正面から向けて

2019年1月5日(土)(愛媛新聞)

研究チームの一員として赤ちゃんが横顔を認識する力の発達プロセスなどを明らかにした県立医療技術大の仲渡江美准教授=2018年12月、砥部町高尾田

研究チームの一員として赤ちゃんが横顔を認識する力の発達プロセスなどを明らかにした県立医療技術大の仲渡江美准教授=2018年12月、砥部町高尾田

【県立医技大の仲渡准教授ら 米科学誌に発表】

 赤ちゃんが人の横顔を認識する能力は生後5カ月半ごろに獲得され、8カ月にかけて発達する―。県立医療技術大(砥部町高尾田)の仲渡江美准教授らの共同研究チームが、顔認識に関する研究成果を米国の科学誌「ニューロイメージ」で発表した。仲渡准教授は赤ちゃんが放置されるなどして顔を見る機会が少ないと、顔認識力の発達が遅れる恐れがあるとし「正面から笑顔を見せる習慣があれば、赤ちゃんの安心感や愛着にもつながると思う」と指摘している。

 仲渡准教授によると、正面の顔は目や口などの特徴が全て含まれているのに対し、横の顔は目が一つで口も半分しか見えないなど情報が少ない。赤ちゃんは正面顔を遅くとも生後5カ月以降に顔として見ることができる一方、横顔は8カ月にならないと判別できないことが、仲渡准教授も参加した研究で2009年に判明していた。

 ただ、5~8カ月の間に横顔を見る力がどのようなプロセスで発達しているかは検討できていなかった。今回の研究では3カ月児14人を対象に、正面顔と横顔を見る力の変化を調査。赤ちゃんが顔を見る際は脳の「後側頭領域」で血流の増加が見られるため、対象児の脳の血流反応を毎月1回計測した。

 その結果、横顔を見る力は生後5カ月半ごろに身に付き始めると判明し、14人のうち11人は正面顔を見る力よりも遅い時期に発達していたが、より急激に伸びた。また正面、横とも顔を認識する力の発達には個人差があるものの、生後8カ月に向けて差が小さくなることも分かった。

 仲渡准教授は「協調性やコミュニケーション能力といった人の社会性は顔認知の発達からつながっていく。今後は幼児や児童についても調べてみたい」としている。

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