新聞づくり体験学習講座
大生院中(新居浜市)3年「新聞を読もう 記事を書こう」
2018年12月19日(水)(その他)
新居浜市の大生院中学校は、本年度から新聞を活用した教育を実践する指定校としての取り組みを行っています。テーマを設けて新聞記事を探して読み、視野を広げていますが、基本的な読み方についても学ぼうと12月19日、3年生35人が新聞講座を受講しました。
新聞は国内・海外で起こっているさまざまな分野のニュースを、情報のプロが厳選し価値付けして読者に届けているという特性について講師が説明。自分の興味・関心に偏りやすいインターネット検索と比べて、バランスが整いやすく、未知の情報に出合える、と新聞の良さを強調しました。続いて、見出しや記事の配置場所、リードに注目して新聞を効率よく読む方法を紹介しました。
生徒らはリード文をさらに理解するために、当日の講座の様子を文章にするワークにも取り組みました。講師が新聞記事の第1段落は全体の概要を示す5W1Hの要素が含まれていることを解説。実際に身近な記事で5W1Hを確認した後、「大生院中3年生35人」を「だれが」とし、いつ、どこで、何をした、なぜ、どのように、の情報を整理し、文章を書きました。
生徒らが日常的に書く作文とはスタイルが異なりますが、体験を文章にしたり、出来事を報告したりする際に役立つ書き方であると講師が紹介。文章の組み立てを意識して記事を読むことも、将来的に役立つと助言しました。
受験の近い3年生は、入試に小論文があるということもあり、文章の書き方について真剣に耳を傾けていました。