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乗り越えた危機 愛媛FCの2018年振り返り

<5>監督インタビュー(下) 豪雨 見つめた存在意義

2018年12月16日(日)(愛媛新聞)

Jリーグで初めて指揮を執った今季の戦いを振り返る川井健太監督

Jリーグで初めて指揮を執った今季の戦いを振り返る川井健太監督

―なかなか結果は出なかったが、7月の4連勝で大きく変わった。

 ただ、内容は本当に良くなかった。25節の大分戦は多くの決定機をつくられたのが本当に悔しくて、腹を立てながら映像を見直したのを覚えている。

 それでも結果が出たのは、一つは西日本豪雨がきっかけだった。愛媛FCの存在意義を、選手もクラブも再認識する契機になった。しかも、22節岐阜戦に勝った後がホームでの四国ダービーで、選手が奮い立つような出来事が重なった。内容は悪かったが、ゴール前で粘り強く戦うというスタイルは出せた4試合だった。

 

―その後はコンスタントに勝ち点を重ねた。

 4連勝しても何かを手にしたわけではなかったし、満足していなかった。むしろ、チームが一番いい状態だったのは30節山形戦から(3連続引き分け)の3試合。本当にいい状態だったので、あそこでは3連勝しなければならなかった。

 32節の讃岐戦は雨が降ったことで戦い方が難しくなったが、そういう状態になっても勝てる要素を何か一つ持っておかないといけないと、自分自身が感じた試合だ。

 

―個人の成長も掲げていたが、印象に残った選手は。

 指揮を執った28試合で伸びたのは前野貴徳、野沢英之、近藤貴司だ。

 前野はポジションを下げてセンターバックで起用したが、ここまでできるのかと驚いたほどだ。まだまだ伸びしろがある。実は高さのことを心配するスタッフもいたが、それ以上にビルドアップが強みになった。

 野沢は技術があり、失敗を糧にできるメンタリティーも持っていた。使い続けることで特に守備が良くなっていったと思う。近藤は元々攻撃で素晴らしいものを持っている。それも存分に発揮してくれたが、攻撃が難しい試合でも守備をひたむきにやってくれたことに成長を感じた。

 

―集客でも苦戦するシーズンになった。

 トップチームの強化と集客は関係性があると考えたい。まずサッカーの結果と内容で満足してもらうことがあって、プラスアルファで食べ物や環境の要素が出てくる。観客が集まって一番うれしいのは選手。来季は自分たちもできる限りのことをやっていきたいと思っている。

 アウェーで相手側のスタンドを見て、やっぱり観客を増やしたいと感じた。愛媛のサポーターは強い思いを持ってくれている。そういう人たちがたくさん集まってもらえるようにしたい。そのためにも、クラブの看板である自分たちが魅力を持たないといけない。

=おわり

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