ログイン
Myページ
Myページ

愛媛新聞ONLINE

2019
619日()

ログイン
Myページ
愛顔会員Myページ
MENU

乗り越えた危機 愛媛FCの2018年振り返り

<4>監督インタビュー(上) 立て直し 守備から着手

2018年12月15日(土)(愛媛新聞)

18節の大分戦で就任後初白星を挙げ、選手と抱き合う川井健太監督(右)=6月10日、県総合運動公園ニンジニアスタジアム

18節の大分戦で就任後初白星を挙げ、選手と抱き合う川井健太監督(右)=6月10日、県総合運動公園ニンジニアスタジアム

 成績不振に苦しんだ今季序盤、愛媛FCは2009年以来となるシーズン途中での監督交代に踏み切った。指揮を執ることになった宇和島市出身の川井健太監督(37)は、クラブ史上最年少で初の県人監督として残留に導いた。波瀾(はらん)万丈の1年を振り返ってもらった。

 

―最終順位は18位。就任後は10勝8分け10敗だった。

 まだ試合を続けたかった。選手をもっともっと伸ばせたと思う。

 最初のつまずきが響き、客観的に見て苦しい1年になった。クラブとして足りないものや、軽視してきたものがたくさんあった。結果もそうだが、集客や(施設などの)環境も含め、いろんなものが足りなかった。それが結果に表れたかもしれない。この経験は財産にしていかないといけないと思っている。

 

―降格圏をさまよう中での就任だった。

 理想的な経緯ではなかったが、焦りはなかった。実績も経験もない自分がやるのだから、5連敗するかもしれないと覚悟していた。そうなったとしても、その後が大事だと思ってやった。結果よりも中身を追求したことが、コンスタントに勝てるようになったきっかけかもしれない。

 就任前のチームには攻守とも問題があった。みんなが共有できるものがなかった。迷ったときに帰る「家」がバラバラになっていた。

 

―立て直しをどう進めたか。

 どこの修正から着手するべきかは迷ったが、守備から整理した。「ボールを大切にする」というコンセプトを打ち出してはいたものの、まず守備の基準を示して、それに沿って規律を持つことを目指した。

 まずは前線の守備のスタート位置をはっきりさせた。それによって陣形のコンパクトさが保てるようになり、奪いどころも明確にした。そこを突破されたらゴール前で粘り強く守り、それでも駄目なら点を取り返そうという気持ちも持たせた。

 攻撃では得点できていなかったことが、「今の感覚でやっていてもいけない」と選手に納得してもらう上では好材料だった。(選手という)素材だけで勝負している状態だったので、一戦ごとにテーマを設定して、骨格となる要素を植え付けた。一人一人がボールを持てるようになったことで、チームとしてもいろんな対応が取れるようになった。

 途中からは、ほぼ攻撃に特化して練習したが、立ち返るものとして守備から整理したことが、後半にかけて勝ち点を積み重ねる上では大きかったと思う。

    キーワードで関連記事を検索できます

    おすすめ記事

    愛媛の情報なら、愛媛新聞のアプリ。

    欲しい情報をいつでもあなたにお届け!プッシュ通知機能も充実。