ログイン
Myページ
Myページ

愛媛新聞ONLINE

2019
1216日()

ログイン
Myページ
愛顔会員Myページ
MENU

乗り越えた危機 愛媛FCの2018年振り返り

<3>残留、その先に 「個人の成長」意識定着

2018年12月14日(金)(愛媛新聞)

39節の東京V戦で同点弾を決め、祝福される小池純輝(中央)=10月28日、県総合運動公園ニンジニアスタジアム

39節の東京V戦で同点弾を決め、祝福される小池純輝(中央)=10月28日、県総合運動公園ニンジニアスタジアム

 

39節の東京V戦で同点弾を決め、祝福される小池純輝(中央)=10月28日、県総合運動公園ニンジニアスタジアム

39節の東京V戦で同点弾を決め、祝福される小池純輝(中央)=10月28日、県総合運動公園ニンジニアスタジアム

 

 7月の4連勝後も、愛媛FCは確実に勝ち点を積み重ねていった。降格圏と勝ち点差を広げ、足元まで迫っていた「J3降格」の危機を回避。だが、前半戦の苦戦が響き、J1昇格プレーオフ出場も難しい状況だった。

 当時昇格争いの真っただ中にいた松本、横浜FC、東京Vと対戦した10月、愛媛FCは3分け1敗と勝利こそなかったが、チームに諦めや緩みの空気はなかった。明確な目標がない中でも士気が下がらなかったのは、川井健太監督が就任当初から「チームの成長」と共に示した「個人の成長」の意識が選手に身に付いていたからだ。

 39節の東京V戦は、当時4位の相手に対し連係して前へボールを動かし、互角に戦った。1―2から同点弾を決めた小池純輝は「自分が成長できるプレーを増やしたいという気持ちが全員にある」とシーズン最終盤のチーム状況を語っている。

 ボールを持つスタイルが定着し、相手対策と自分たちの課題を対応させながら、チームは徐々に戦う引き出しを増やしていった。「4連勝の時はとにかく結果。今は落ち着いて、内容をより深くトライしている。結果とかみ合っていないだけで、全然悪くない」とある選手は語った。

 「今までのナイスプレーも、基準が変わると、もう一段上のことができる。今はそういう段階」。練習中、川井監督が強い口調で選手により高い基準を求めるようになったのも同じ時期だ。

 試合を重ねるごとに、守備的な動きを求められるようになった近藤貴司は「今までのプレーになかった部分。幅が広がっている」と手応えを語った。挑戦と成長をチームの、そして自らの来季へつなげる。その意識で最後まで走り続けた。

 ただ「『残留してよかった』『いいサッカーをしている』で終わってほしくない。常に成長しないと、一瞬で置いていかれる」と最年長の岡本昌弘は厳しく指摘する。実際、今季の集大成となるはずだったラスト2試合は連敗で終わった。「地力がついてきた中で、まだもろさがあると突きつけられた」と主将の西田剛が言ったように、この幕引きは来季の宿題にしなければならない。

 かつてない危機を乗り越え、「川井愛媛」は13年目のJ2を戦い抜いた。川井監督は来季も引き続き指揮を執る。今季のメンバーをベースに、どれだけ力を伸ばせるか。内容とともに、勝利という結果が求められるのは言うまでもない。

    キーワードで関連記事を検索できます

    おすすめ記事

    愛媛の情報なら、愛媛新聞のアプリ。

    欲しい情報をいつでもあなたにお届け!プッシュ通知機能も充実。