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愛媛・宇和島市出身

「被災地を忘れないで」Sun―Highさん、自作曲で応援

2018年12月7日(金)(愛媛新聞)

ミュージックビデオの撮影地で海を見つめるSun-Highさん=5日午前、宇和島市吉田町法花津

ミュージックビデオの撮影地で海を見つめるSun-Highさん=5日午前、宇和島市吉田町法花津

楽曲「Orange」の収録されたCDのジャケット

楽曲「Orange」の収録されたCDのジャケット

ミュージックビデオの撮影地で海を見つめるSun-Highさん=5日午前、宇和島市吉田町法花津

ミュージックビデオの撮影地で海を見つめるSun-Highさん=5日午前、宇和島市吉田町法花津

楽曲「Orange」の収録されたCDのジャケット

楽曲「Orange」の収録されたCDのジャケット

 「被災地のことを忘れないでほしい」―。愛媛県宇和島市出身のミュージシャン、Sun―High(サンハイ、本名・日高啓輔)さん(38)=東京在住=がこのほど、西日本豪雨で被災した古里をテーマにした自作曲「Orange」を収録したアルバムを発表した。目を覆うような被害に直面し、音楽を発信すべきかどうか葛藤を続ける中で見えてきた「答え」を、歌に乗せて届ける。

 

 僕は何者なんだろう 僕に何が出来(でき)るだろう

 Sun―Highさんは、同市で行うライブの準備で7月5日に帰郷。2日後、吉田地域をはじめ県内に甚大な被害をもたらす豪雨に遭った。「言葉にならないって、こういうことだと。何も考えられなかった」。自身は旧市内の出身で被災を免れたが、吉田地域には友人もいる。断水地区へ水を届けたり、ミカン農家のボランティアに入ったりと支援活動に走った。崩れた家で高齢の男性が片付けに追われる姿などを見て「自分が歌うことに意味があるのかと、ものすごく思った。音楽を続ける意味もないのではと無力感が押し寄せた」。歌詞の冒頭には、そんな思いがこもる。

 7月中に数回予定していたライブは次々と中止に。自身の迷いに加え「こんな時に音楽なんて不謹慎」との声も耳にした。そんな中、吉田地域のファンから「ライブは予定通りありますか? 開催されるなら行きたい」と連絡が入り、待ってくれている人がいるならと実施を決めた。「来てよかった」との言葉をもらい、「音楽を届ける意味はあるのかもしれない」と思えたという。出演料などは全て支援物資の購入費に充てた。

 ニュースにならなくなれば忘れ去られていく世の中で 決して忘れる事の出来ない痛みと共に 今日も新たな一歩踏み出していく

 「毎年3月11日になればニュースで東日本大震災を思い出すけど、その間は忘れてしまっていた」と自戒するSun―Highさん。豪雨は、地元や他の地域に思いを致す契機になったと語る。「正解かどうか分からないが、周りの人が忘れることなく思い出して『まだできることがある』と思いを寄せてくれれば大きな力になる」。すでに完成していたアルバム「全心全礼3」に急きょ追加したOrangeに「被災していない僕のような立場の人に届いてほしい」との願いを託し、こう結んだ。

 この街の未来に オレンジの花が咲く日まで 僕にだから出来る事 あなただから出来る事が きっとあるでしょう

   ▫    ▫

 全編を吉田地域や旧市内で撮影し、東日本大震災で被災したカメラマンらと制作したミュージックビデオを動画投稿サイト「ユーチューブ」で公開中。同曲はホームページ(http://sunfacesound.wixsite.com/html/sun-high)からパソコンで無料ダウンロードできる。来年2月3日、同市中央町2丁目の南予文化会館で開くワンマンライブで披露する。

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