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西日本豪雨 宇和島・吉田

支援の手を待ってる 被災家屋がボランティア拠点

2018年12月6日(木)(愛媛新聞)

訪れた人に「Mステーション」の設備や復旧の経緯を説明する槙野洋子さん(右から2人目)=10月24日午後、宇和島市吉田町立間

訪れた人に「Mステーション」の設備や復旧の経緯を説明する槙野洋子さん(右から2人目)=10月24日午後、宇和島市吉田町立間

斜面の園地に鈴なりになったミカンを収穫する真鍋宏輔君(右)と佑輔君兄弟=11月25日午前、宇和島市吉田町立間

斜面の園地に鈴なりになったミカンを収穫する真鍋宏輔君(右)と佑輔君兄弟=11月25日午前、宇和島市吉田町立間

訪れた人に「Mステーション」の設備や復旧の経緯を説明する槙野洋子さん(右から2人目)=10月24日午後、宇和島市吉田町立間

訪れた人に「Mステーション」の設備や復旧の経緯を説明する槙野洋子さん(右から2人目)=10月24日午後、宇和島市吉田町立間

斜面の園地に鈴なりになったミカンを収穫する真鍋宏輔君(右)と佑輔君兄弟=11月25日午前、宇和島市吉田町立間

斜面の園地に鈴なりになったミカンを収穫する真鍋宏輔君(右)と佑輔君兄弟=11月25日午前、宇和島市吉田町立間

【収穫ピーク「宿泊気軽に」】

 被災した人たち自身が元の生活に戻ったと思えるまで、支援はまだまだ必要―。西日本豪雨災害で土砂崩れや浸水被害が多数発生した宇和島市吉田町立間地区に、宿泊可能なボランティアの拠点「Mステーション」(Mステ)が9月に誕生。現在も県内外から訪れた人たちが利用し、復旧作業に汗を流している。

 

 晴れの日が続いた11月下旬の連休。同市吉田町立間のミカン山で、横浜市から訪れた真鍋宏美さん(43)親子が南柑20号の収穫に精を出していた。ゴム底の地下足袋を履き、傾斜のある場所も踏ん張って作業。収穫時期を迎えた実を、他のボランティアとともに摘み取っていった。

 「来てみてボランティアの必要性がわかった。関東では報道も減っており、もう大丈夫なのかと思っていた」と真鍋さん。土砂で数十センチも埋まったままの園地や、摘果などが間に合わず実がぎっしりなったミカンの木を目の当たりにした。

 真鍋さんは、小学生の宏輔君(11)と佑輔君(9)に「困っている人がいればお互いさま。大人になって行動できる人になってほしい」との思いでネットのボランティア募集を検索。宇和島に無料で泊まれるMステがあることも知って申し込んだという。夜行バスとJRを乗り継いで訪れ、2泊3日で作業に励んだ。

 

 Mステは同地区で被災したミカン農家の家屋を利用している。土砂が流れ込むなどして取り壊しが検討される中、近くの農業清家明さん(56)が宿所として使わせてほしいと家主に申し出て承諾を得た。県外から来たボランティアの男性が車中泊をしていると聞いたのがきっかけ。清家さんは「この地区の被害は甚大だったが、多くのボランティアが入ってくれたおかげで復旧に向けて進んだ」と振り返る。

 かんきつが特産の吉田地域では、生活と生業の双方が被災した住民が多い。高齢化も進んでおり、支援が必要な状況を知った人が会員制交流サイト(SNS)を通じて呼び掛け、全国から集まったボランティアが活動。家屋や集会所などの片付けや泥だしなどに奮闘してきた。現在は収穫作業を中心に取り組んでいる。

 このうち「チームさくぼ」は、同市丸穂の佐久保明美さん(45)がフェイスブックでSOSを発信したところ、友人や関東愛媛県人会メンバーらが拡散して支援の輪が広がり、延べ約1500人が参加。佐久保さんは「ミカン収穫のピークを迎え人手が必要。その次には水路や園地の土砂かきなど、まだまだニーズはある」と見込む。

 

 今月から「Mステーション」(責任者・清家さん)として受け入れ窓口を一本化した。ボランティアや宿泊の申し込みはホームページから。

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