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松山中心部で試験導入

カラスを天敵・タカで追い払い

2018年11月29日(木)(愛媛新聞)

ビル屋上のカラスへ向けタカを放つ鷹匠の安井寛さん=29日午後4時20分ごろ、松山市二番町4丁目

ビル屋上のカラスへ向けタカを放つ鷹匠の安井寛さん=29日午後4時20分ごろ、松山市二番町4丁目

 カラスによるごみの散乱やふん害が問題となっている愛媛県松山市中心部で29日、「天敵」とされるタカ(ハリスホーク)を活用した追い払いを市が試験的に導入した。来年3月末までに計8回実施する。鷹匠(たかじょう)の腕から放たれたタカと、「縄張り」を侵されたくないカラスとの長いバトルが幕を開けた。

 市によると、これまで清掃パトロールや光の照射、タカの鳴き声を流すなどして追い払いを試みてきたが、効果は一時的だったという。他市の成功事例から食物連鎖の頂点に立つタカを活用することを決めた。事業費100万円。

 29日は松山市役所別館(二番町4丁目)屋上で、鷹匠歴7年弱という安井寛さん(47)=兵庫県川西市=が周辺に集まったカラスに向かって相棒の雄のタカ「粋(すい)」を放った。タカが近隣のビル屋上に降り立つと、カラスは集団で「カー、カー」と旋回して威嚇したが、タカは動じなかった。

 安井さんによると、カラスは自分たちより強いタカを追い出そうとし、追い出せないと自分たちが出て行く習性があるという。

 カラスに似せた模型をタカに襲わせて強さも誇示した後、市内中心部を巡回して追い払った。安井さんは「かなり警戒してくれ、(模型でも)仲間がやられたと思い、多くが散っていった」と好感触。「劇的には減らないが、回数を重ねることで数を減らしていきたい」と意気込んだ。

 今後も追い払いは朝と夜に実施する。市環境モデル都市推進課の伊藤智祥主幹(47)は「縄張りに天敵がいることを認識すると寄り付かなくなるということで、期待している」と話している。

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