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試練の船旅 FC今治 JFL2年目

<下>岡田オーナーに聞く 勢い+戦力を整える

2018年11月29日(木)(愛媛新聞)

今季を振り返り、来季の戦略を語る岡田武史オーナー=20日、今治市延喜

今季を振り返り、来季の戦略を語る岡田武史オーナー=20日、今治市延喜

 念願のJ3昇格を果たせなかった日本フットボールリーグ(JFL)のFC今治。岡田武史オーナーに今季の回顧と、来季の展望を聞いた。

 

 ―FC今治は今季、勝ち点49(14勝7分け9敗)で、JFL1年目の昨季の同48(12勝12分け6敗)と大差ない結果に終わった。

 第1ステージ前半があまり良くなくて難しいシーズンだったが、よく挽回した。結局、上位チームには昨季同様勝てず、地力が足りないというのが正直な感想。ホームで大勢の観客が入り、選手はJFLにしてはそこそこ良い条件の中でやっている。ちょっと満たされ過ぎていて、Jリーガーになってやるという野心が足りない。

 ただ、シーズン終盤はようやく必死になった。6連勝した時は劇的に何かが変わったわけではない。皆が死にものぐるいで戦った。

 

 ―吉武博文前監督を途中解任した理由は。

 吉武氏は独特の目を持っていて素晴らしい才能がある。彼を呼ぶとき「お前と俺が一つになったらすごいチームができる」と誘った。シェアハウスに2人で住み、コミュニケーションを密にやっていただけに簡単な決断ではなかった。

 1年目より2年目のほうがチームに何となく活気がなくなり、結果も出なかった。だから心を鬼にした。選手が生き生きと、楽しそうにプレーしていなかったら観客は楽しくない。ロボットが走り回って、どれだけ強くても面白くない。そういうところが見えてきたので、しょうがない。ただ、吉武氏が全て悪くてああなったとは全然思っていない。

 

 ―コーチだった工藤直人氏を抜てきした。

 工藤監督は若く、監督経験がない中で足りなかった一体感だったり、必死さだったり、DFが弱くて失点が多かったりということを改善するべく取り組んだ。最高の仕事をしてくれた。

 今季は現場にほとんど口を出さなかった。1997年のワールドカップ予選で、いきなり日本代表監督を任された時、僕は41歳で監督経験もなかった。周囲に長沼健氏(当時日本サッカー協会会長)、大仁邦弥氏(同強化委員長)らがいたが、誰も一言も言わなかった。それを思い出し、中途半端にしかできないのであれば全部任せようと思った。

 

 ―来季に向けて。

 今季後半のように勢いだけで勝っているだけでは物足りず、もう少し戦力を整えたい。選手の名前も認知してもらえるようになり、これまでのように劇的に半分以上変えるようなことはしないつもり。しかし今季の陣容(選手29人)は多すぎる。24~25人でスタートし、途中補強で26人が普通かなと思う。多すぎると選手を伸ばすチャンスがなくなる。

 

 ―結果が出ず、岡田オーナーがチームを手放す可能性は。

 それだけは絶対にできない。ここまで付いてきてくれた社員、支援してくれたスポンサーを裏切ることは絶対にできない。どれだけ赤字になろうが、それはしない。生きざまに反する。死ぬまで走り続ける。

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