住民らと交流
西予・乙亥大相撲出場力士ら仮設住宅訪問
2018年11月28日(水)(愛媛新聞)

サインした帽子を住民にかぶせてあげる勢関

サインした帽子を住民にかぶせてあげる勢関
西日本豪雨被災者を元気づけようと、大相撲幕内力士の勢関(32)が28日朝、愛媛県西予市野村町野村の応急仮設住宅を訪れ、住民らと交流した。
勢関は27日に開かれた乙亥大相撲に参加。仮設住宅に姿を現すと高齢者は童心に戻って色紙や帽子にまでサインを求め記念撮影。前日に赤ちゃん44人の稚児土俵入りや小中学生の相撲指導を行った勢関は疲れもみせず、子どもを身長194センチの迫力満点の「高い高い」で喜ばせ、イラスト付きのサインも贈るなどサービスしていた。
大阪府出身の勢関は6月の大阪府北部地震にも触れ「頑張っている方に頑張ってと言うのもおかしな話なので、健康に気を付けて元気でいてほしい。いい人ばかりでこの町が好きになった。みかんジュースを飲みにまた来たい」と話した。
服の背中にサインしてもらった男性(74)は「笑顔を絶やさず思いやりのある人柄が伝わった。大事にする」と喜んでいた。