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県内

いっしょに読もう!新聞コンクール 3人奨励賞、2校奨励賞

2018年11月27日(火)(愛媛新聞)

文化祭で掲示した新聞コンクールの応募用紙を見る菊間中の津吉優樹教諭(中央)と生徒=22日午後、今治市菊間町浜

文化祭で掲示した新聞コンクールの応募用紙を見る菊間中の津吉優樹教諭(中央)と生徒=22日午後、今治市菊間町浜

尾藤伶南さん

尾藤伶南さん

上川原朱莉さん

上川原朱莉さん

児玉凜子さん

児玉凜子さん

 愛媛新聞社など全国の新聞社が加盟する日本新聞協会は26日、家族や友人と新聞を読み、話し合ってまとめた感想文が対象の第9回「いっしょに読もう!新聞コンクール」の最優秀賞に、福井市宝永小5年橋本隼人君(11)ら3人を選んだと発表した。国内外の小・中・高・高専生から、計5万2155点の応募があった。

 

 県内からは、西日本豪雨で被災した大洲市の図書館の仮再開や東日本大震災から7年の県内の動きを紹介した愛媛新聞の記事を取り上げた大洲小3年児玉凜子さん(9)と菊間中2年上川原朱莉さん(13)、朝日新聞が死刑執行を報じた記事に考えを寄せた川之江高1年尾藤伶南さん(15)の3人が奨励賞を受賞。菊間中と川之江高が学校奨励賞に選ばれた。

 

 表彰式は、12月15日に横浜市のニュースパーク(日本新聞博物館)で開かれる。

 

【県内3人奨励賞】

【川之江高1年 尾藤伶南さん 死刑制度在り方考える】

 奨励賞を受賞した川之江高1年尾藤伶南さん(15)は、死刑制度の在り方を問う記事をテーマとした。

 7月、オウム真理教事件の死刑囚の刑が執行された一連のニュースを見たのがきっかけ。当初は深く考えることもなくやむを得ないと思っていたが、家族から「死刑では自分の罪を償えない」などの意見も踏まえ感想をまとめた。「加害者、被害者、刑の執行者など、それぞれの立場の言い分がよく分かった。今は賛成、反対を明確に言うことはできない」

 普段から新聞に目を通し、最近は西日本豪雨など自然災害のニュースのほか、めまぐるしく進歩する科学技術にも関心があるという。「新聞にはさまざまなジャンルの記事が載っている。今まで知らなかったことにも興味を持てるよう、うまく活用したい」と意欲を語った。

 

【菊間中2年 上川原朱莉さん 生きたかった命忘れず】

 東日本大震災で被災し岩手県久慈市から愛媛に移住した今治市菊間中2年上川原朱莉さん(13)。3月12日付愛媛新聞に掲載された震災の追悼式の様子などを伝える記事「もう7年、まだ7年」を取り上げ「古里岩手の復興を願っている一人です」とつづった。

 被災時は小学校入学前で、停電で真っ暗だった町の記憶が残る。昨年は、愛媛新聞の記事「『3・11』心に共に」で前を向く被災者が大勢いると知り、震災と向き合う決意を後押ししてくれたとコンクールに応募し、今回同様に奨励賞を受けた。

 今年は「より命について深く考えた」と回顧。母親からは「生きたかった命があったことを忘れずにいようね」と言われた。7月の西日本豪雨で被災した児童へランドセルを贈る活動に参加したことも説明。7年前に岩手から一緒に来た特別なランドセルが「きっと誰かの力になってくれるはず」と願った。

 

【大洲小3年 児玉凜子さん 災害時支え合う大切さ】

 大洲市で甚大な被害が出た西日本豪雨では、大洲小3年児玉凜子さん(9)が大好きな市立図書館本館(東若宮)も床上浸水した。児玉さんは、8月2日付愛媛新聞記事で仮再開を知った。自宅とともに被災した本を返し、職員の優しさに触れた思い出などをつづった。

 職員が蔵書を避難させたことも記事で知り、うれしくなった。一方で「自分は本をどろどろにしてしまった」と不安も抱えていた。

 母に本を洗ってもらい、勇気を出して図書館に行くと、館長は「大丈夫」と優しく言ってくれた。当時、大人は片付けで忙しく、災害ごみであふれる屋外では目がかゆくなるため遊べなかった。落ち着いて本を読み、勉強できる場所ができて家族で喜んだと振り返る。

 災害では地域で支え合う大切さを実感したといい、館長たちからもらった「笑顔のバトン」をつなぎたいとほほ笑む。

 

【県内2校奨励賞】

【時事の話題 関心 菊間中】

 2年連続で学校奨励賞を受けた今治市菊間中は、気になった記事をノートに貼り要約や感想などを記入する「NIEノート」作りに3年生が取り組む。新聞コンクールには2017年度から全校生徒が夏休みの課題で応募し、ニュース報道を読み解く力をはかる「ニュース時事能力検定試験」の受験希望者も校内で募っている。

 赴任した学校で、10年以上前から新聞を授業に取り入れる社会科の津吉優樹教諭(41)は「学習はテストのためだけでなく、今起きていることとつながっている実感がないと本来の力が身につかない」と指摘。「生徒が時事的な話題に関心を持つようになり、公民が苦手な子が少なくなった」と感じている。

 1年大西花さん(12)は「知っている場所が記事に出てくるとうれしい」とにっこり。3年越智亮太さん(14)は「新聞をよく読むようになった。授業中も先生の話に乗れるようになった」と話した。

 

【多角的視点 養う 川之江高】

 6年連続で学校部門入賞を果たした川之江高(四国中央市)。生徒に政治、経済、国際、社会問題などへの関心を高め、多角的な視点で物事をみる力を養おうと、授業で新聞を積極的に活用している。

 社会科担当の佐々木義展教諭(33)は「教科書の内容が実社会とどうつながっているか。生徒自ら自由に考え、意見を持つきっかけにしてほしい」と狙いを語る。

 3年近藤友貴さん(18)は新聞を「詳しく書かれ、テレビではよく分からなかったことも理解できる」、3年真鍋倫太郎さん(18)はネットでニュースも見るが「紙面は見出しがぱっと目に入り読めるのがいい」とみる。

 18歳選挙権の導入に伴い、昨年の衆院選から同校を含む市内3高校に期日前投票所が設置されるようになった。社会参画の意識を高めようと、同校は新聞による主権者教育にも力を入れる。

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