ログイン
Myページ
Myページ

愛媛新聞ONLINE

2019
922日()

ログイン
Myページ
愛顔会員Myページ
MENU

愛・スポーツ(インタビュー)⑥

スポーツジム「ランクアップ」経営 吉見一弘さん(60)

2018年11月26日(月)(愛媛新聞ONLINE)

 

 

 宇和島東、今治西、済美、松山聖陵…。いずれも愛媛の高校野球史に名を刻む名門だ。これらの学校で外部トレーナーを務めてきたスポーツジム経営の吉見一弘さん(60)は「これまでトレーニングを手掛けた高校はほぼ全て甲子園に行った」と胸を張る。

 宇和島市出身。高校時代、体を強くしたいとダンベルで体づくりを始めた。3年間で体重は30キロ増え、ベンチプレスは4倍の120キロを上げられるようになり、自信が付いた。高校卒業後、県外進学を経て帰郷。家業の建設業を手伝う傍ら、24歳でジムをつくった。

 宇和島東高ボート部がジムを利用した縁で同校野球部のトレーナーに。直後の1988年、同部は春のセンバツで初出場初優勝を果たす。その後、他校からも声が掛かるようになった。甲子園には何度も帯同した。「帰って家でビールを飲みながら、勝った試合を録画で見るのが至極の時間」と笑う。現在は野球部やボート部など約200人の高校生を指導している。

 

 

 「限界を超えてからがトレーニング」と言い切るほど厳しいレベルを求める。「教科書通りにやって平均値の体をつくっても、甲子園で優勝するとかプロになるかというと難しい」と強調。普段、体を鍛えている生徒でも立てなくなるほどハードな筋トレは、選手から筋肉痛ならぬ「吉見痛」と評される。そこまで体をいじめ抜けるのは、自身の肉体改造や何万人も指導してきた経験に裏打ちされたデータの蓄積があってこそ。ただ、やみくもに鍛えるのではなく基本を大切にしている。最初はバーベルを持つ前に1カ月間延々とスクワットし、姿勢を叩き込む。

 伸び盛りの若者を見守ってきた。夢が二つある。一つは、学校教育にウエートトレーニングを取り入れること。「文武両道で体を鍛えれば精神的に強くなる。高校生のときにフォームやきちんとした食事を伝授できれば、ひいては医療費削減にもなる」。二つ目は、プロアスリートの養成所開設。現にゴルフや競艇などのプロを目指す選手も通っているが「今の段階では私生活までは見られない。下宿や寮生活なら通学前や部活動後もトレーニングできる。プロや五輪を目指すアスリートを愛媛から育てたい」。経験は何よりの武器。「まだ現役でやっていきたい」と、還暦を過ぎても意欲は尽きない。

    おすすめ記事

    愛媛の情報なら、愛媛新聞のアプリ。

    欲しい情報をいつでもあなたにお届け!プッシュ通知機能も充実。